19.8.25 ヨコスカ平和船団同乗記

大転換期の海自を横須賀で見る


米軍補完のために空母化を目指す「いずも」


空母帰港の前日に横須賀に入港、2日後の日曜日に出港した「みょうこう」


ものすごい勢いで横須賀本港を走り抜け、出て行った「みょうこう」

8月最後の日曜日の25日、ヨコスカ平和船団のヨット・ボートが横須賀港内を走った。

前日の24日に横須賀に戻ってきた空母レーガンは、朝からファミリークルーズに出て、いなかった。(平和船団の行動終了後に、空母は戻ってきた)

横須賀本港の逸見桟橋には「いずも」が停泊中だ。VSTOL戦闘攻撃機F35Bを運用する空母に改修されるが、最初の着艦は米海軍のF35Bになる、という防衛省の見込みだ。
なんのことはない、F35Bを20機搭載して軽空母として運用される場合の強襲揚陸艦隊に、予備の「滑走路」を提供するために随伴する船になるということだ。

空母帰港の前日に横須賀基地の吉倉桟橋に寄港した海自イージス護衛艦「みょうこう」は、バシー海峡から空母と訓練を重ねながら日本付近までやってきた。これは、米軍駆逐艦・巡洋艦に代わっ て空母の護衛を務めていたことにほかならない。
オーストラリアでのタリスマン・セイバー演習にレーガンとともに参加しながら、一足先に横須賀に寄港した、駆逐艦ウィリアムPローレンス。レーガンとともに演習後もフィリピン寄港時も 一緒にいたのに、空母より3日早く横須賀に戻ってきた直衛艦のチャンセラーズビル。
これでは空母は裸の状態か、と「心配」したものだが、実は「みょうこう」がついていたのだ。米軍艦船の代わりに海自の艦船が空母を護衛していた。

新安保法制のもとでの米艦防護の第1号は米軍補給艦への「いずも」の同行だった。安全な海域での「防護始め」は「当て馬」で、「みょうこう」が行った米軍艦隊への参加が本命だったと思う。

米軍の補完部隊として、軍事力行使を行う軍隊へ。海自が大きく変わろうとしている転換期に、そのプレイヤーを目の当たりにしたのが25日の横須賀基地だった。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎) (19.6.30 頼 撮影)


オーストラリアから横須賀に、空母より20日近く前に入港した駆逐艦WPローレンス(手前)


空母レーガンがファミリークルーズに出かけて空っぽの12号バース


8月25日12時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船、
青字の1:潜水艦、2:いずも、3:みょうこう、4:きりしま、5:むらさめ、6:しらぬい、7:ゆうぎり、8:おおなみ、9:はたかぜ
赤字の1:ベンフォルド、2:マスティン、3:ジョンSマケイン、4:カーティス・ウィルバー
5:シャイロー、6:チャンセラーズビル、7:ミリウス、8:WPローレンス、9:ブルーリッジ


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