横須賀まで空母に載ってきた艦載機はF18−F


12号バースに停泊中のロナルド・レーガンのの飛行甲板に残されたスーパーホーネットが1機


スーパーホーネットに記された番号は100。VFA−102所属のF18−Fだ

11月2日に横須賀に戻ってきた空母ロナルド・レーガンの飛行甲板には、艦載機が1機置かれていた。
番号(モデックス)は100番。第102飛行隊に所属する複座のスーパーホーネットF18−Fだ。

岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会の調べでは、9月に岩国基地を離陸してレーガンに載った艦載機のうち、NF100の機体がいまだに岩国に帰っていない。
岩国に飛行して帰れない何らかの事情を抱えて、空母に積まれたまま横須賀に来たのだろう。

双眼鏡で見ると、このスーパーホーネットのキャノピー(風防)に何か問題があるようだ。前半分が沈み込むか取れているようにも見える。

キャノピーの欠損だけなら、空母の中の中間修理部門で対応して、機体は岩国に返せるはずだ。キャノピーが吹っ飛ぶような事故があって、機体内部にも損傷が出ているのかもしれない。

横須賀まで連れて帰った事故機は、本国に持っていくのだろう。今年の春季航海中に発生した事故機(NF113)も未だ、横浜ノースドックの基地の中に置かれたままだ。
現在空母に載っている事故機(NF100)も横浜まで水上輸送されて、2機が一緒に本国行きの貨物船待ちの状態になるのではないか。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2019.11.4 頼 撮影)


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