空母レーガン、定期修理入り


定期修理が始まった空母レーガンの飛行甲板


空母レーガンのエレベーターには工作車両とともに、プレハブの群れも載っている


空母の定期修理の際に艦尾につながれる大型バージYRB30(2019.12.4 頼 撮影)

12月初めから原子力空母ロナルド・レーガンの定期修理が始まった。
空母が秋季ディプロイメントを終えて横須賀に帰港したのが11月2日だった。ちょうど1か月後の12月2日、雨の中で空母の飛行甲板の工事が始まっていた。

空母は任務航海をおえてから1か月は、即応態勢を維持する。突発的な事件が起これば、緊急出動を命じられて、艦載機ともどもスケジュール外の任務に就くこともありうる。
だから帰港後一か月は、定期修理にも入らない。定期修理に必要な資機材を甲板上に並べることはあっても、飛行甲板の一部をはがしてカタパルトの修理にかかることもない。

原子力空母が修理に入ると、大型バージが空母の艦尾につながれて、工事の監理業務のスペースや、食事・宿泊のスペースも提供する。
横須賀での大きな工事の時には、YRB−30というバージが使用される。このバージは、いっとき指揮艦ブルーリッジの舷側につながれて、ブルーリッジの修理の支援を行っていた。 11月に入って、空母の接岸している12号バースの隣の13号バースに係留されたYRB−30は、12月になって空母の艦尾に移動した。この動きも、空母の定期修理が始まったこ とを裏付けるものだ。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


空母の横須賀帰港後ちょうど一か月で、飛行甲板で修理作業が始まった(12.2 頼 撮影)


2019-12-12|HOME|