原潜ミシシッピ、今度は横須賀基地に寄港


横須賀基地13号バースに停泊中の原潜ミシシッピ(SSN 782)


原潜のハッチの上の赤いテントと艦番号表示

1月17日午前、ヴァージニア級原潜ミシシッピが横須賀基地に寄港した。
ミシシッピはハワイ・パールハーバーを母港としている。2019年9月に母港を出て任務航海中だ。

ミシシッピは昨年10月27日にホワイトビーチに一時寄港、11月23日と26日にもホワイトビーチに一時寄港した。
そして12月2日と5日には佐世保に一時寄港したあと、12月15日から19日まで佐世保基地赤崎岸壁に停泊していた。

12月19日に佐世保を出港したミシシッピは、ほぼ1か月後に横須賀に入港し、停泊を続けている。
ミシシッピが佐世保に5日間連続、そして横須賀に5日以上寄港を続けている時期は、原潜アッシュビルが佐世保に9日間、ハンプトンが8日間横須賀に寄港していた時期と重なる。

原潜トピーカが横須賀を出港した昨年9月17日以降約3か月、日本の港への原潜の寄港は沖合一時寄港が月に2回程度あっただけだった。
このミシシッピを始め、日本近海にいたとみられる原潜3隻が、12月下旬から長い休養寄港に入れるような情勢になった、と考えられるのだろうか。

原潜の長期寄港が横須賀13号バースで繰り返される、ということは、定期修理のために12号バースに停泊する原子力空母ロナルド・レーガンの2つの原子炉と合わせて、3つの原子炉が 横須賀基地に集中するということだ。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(20.1.20 頼 撮影)


定期修理中の原子力空母。飛行甲板は工事の資機材で埋まっている。


2020-1-21|HOME|