駆逐艦が2隻戻ってきた横須賀基地


7月28日14時過ぎに横須賀基地に入港した駆逐艦ベンフォルド(20.7.28 木元 茂夫 撮影)


横須賀基地のマスターピアに停泊する駆逐艦3隻。一番奥が前日戻ってきたベンフォルド(7.29 頼 撮影)

7月26日昼にヨコスカ平和船団が海上デモで横須賀基地内を航行したときは、ドック入りしている駆逐艦ミリウスと巡洋艦チャンセラーズビル以外は、駆逐艦2隻(ジョンSマケイン、 バリー)と指揮艦ブルーリッジがいるだけだった。

週明けの27日に駆逐艦カーティス・ウィルバー(DDG 54)が2週間ぶりに横須賀基地に戻ってきた。
カーティス・ウィルバーは7月13日朝、横須賀を出港、北に向かった。18日と23日に大湊に一時入港し、その間陸奥湾内にいた。18日から30日までの日米合同掃海特別訓練に なんらかの形で参加したとみられる。
佐世保から2隻の掃海艦が参加したこの訓練に最後までは付き合わずに、カーティス・ウィルバーは陸奥湾を離れて横須賀に戻ってきた。

長い修理期間のあと何度か試験航海に出ている駆逐艦ベンフォルド(DDG 65)が、7月22日に横須賀を出港し、沖縄方面に向かい、28日に横須賀に戻ってきた。
1週間足らずの航海のあと、今度は錨地で弾薬などを積み込み、出動待機態勢に入るかもしれない。

ベンフォルドの帰港で、ドック入りしていない駆逐艦は26日の2隻から倍の4隻になった。

マッキャンベル(DDG 85)が前方展開を解かれて本国に戻り、残る戦闘艦は空母レーガンと行動を共にしている巡洋艦アンティータム(CG 54)と駆逐艦マスティン(DDG 89)と、7月 18日に錨地を離れ、東シナ海方面に向かった巡洋艦シャイロー(CG 67)の3隻だけだ。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


7月27日に陸奥湾演習から戻ってきた駆逐艦カーティス・ウィルバー(7.29 頼 撮影)


7月29日12時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船
青字の1:潜水艦、2:いかづち、3:たかなみ、4:てるづき、5:あまぎり、6:やまぎり、7:ゆうぎり
赤字の1:ミリウス、2:ジョンSマケイン、3:バリー、4:ベンフォルド
5:カーティス・ウィルバー、6:ブルーリッジ、7:ロイヤル、8:チャンセラーズビル


2020-7-30|HOME|