貨物弾薬補給艦、横須賀でミサイル積み込み



横須賀港外錨地で、ミサイル入りのキャニスターを多数積み込む貨物弾薬補給艦リチャードEバード

7月27日、貨物弾薬補給艦リチャードEバード(T-AKE 4)が横須賀港外の錨地に到着した。
リチャードEバードには、浦郷弾薬庫から出てきたバージに積まれたミサイル入りのキャニスターが積み込まれた。

リチャードEバードは、7月17日に巡洋艦アンティータムに補給を行い、翌18日には空母レーガンに補給を行っている。いずれも南シナ海だったとのこと。
今回バードが積んだミサイルは、アンティータムに装備できるものだが、アンティータムがレーガンの直衛艦として動いている6月以降、ミサイルをぶっ放すような状況になっては いない。
アンティータムへミサイルの補給が必要になった、ということは考えにくい。

バードに積み込んだミサイルは、直接戦闘艦のVLSに補給されるのではなく、別の弾薬庫に補充するために運ばれると思われる。
東シナ海や南シナ海での緊張が高まった時のために、その海域により近い沖縄の弾薬庫に運ばれるのかもしれない。

リチャードEバードは31日、横須賀港外の錨地を離れて東京湾から出て行った。

31日には、横須賀基地13号バースに寄港していた音響測定艦ロイヤルも出航した。5日間の寄港だった。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(20.7.29 頼 撮影)


13号バースに停泊していた音響測定艦ロイヤル。7月31日に出港した


2020-7-31|HOME|