巡洋艦が3隻揃った横須賀基地


横須賀基地のマスターピアに駆逐艦2隻、6,7号バースに巡洋艦2隻


手前が駆逐艦カーティス・ウィルバー、後ろが駆逐艦ベンフォルド

9月に入って横須賀常駐艦の出入りが激しくなっている。

巡洋艦シャイローは7月半ばに横須賀基地を出ていたが、9月1日に戻ってきた。シャイローは東シナ海や韓国の港に寄った後、8月半ばには佐世保に寄港していた。

空母レーガンの直衛艦としてずっと行動を共にしてきた巡洋艦アンティータムが、9月3日に帰港、シャイローの隣のバースに入った。空母とともにグアムに寄港した後、空母とは別行動 で単独で戻ってきた。
空母も日本近海にいるようで、空母連絡機が厚木に飛来している。これまでの横須賀母港の空母は、春季任務航海と秋季任務航海の間に一か月近く横須賀に戻ったが、コロナ蔓延防止措置 で乗組員を上陸させると再出港に際して隔離をしなければならない。そのため大西洋艦隊の空母も、寄港地での上陸をさせずに任務航海期間の6ヵ月間、艦内に乗組員を閉じ込めておく やり方をとっている。

空母レーガンも艦載機を積んだまま日本近海で小休止したあと、またアンティータムを従えて南シナ海などに出かけるのではないか?

横須賀常駐の駆逐艦も、バリーが2日に、ジョンSマケインが4日に横須賀を離れた。マケインは近場で訓練を行っているようだが、トマホークなども積み込んだバリーの航海は少し長く なりそうだ。

また3日には駆逐艦ベンフォルドが1週間余りの航海から帰港、カーティス・ウィルバーは2日に12号バースからマスターピアにシフトするなど、駆逐艦にも出入りの動きが目立ってき た。

その結果、現在横須賀基地には巡洋艦3隻(うち1隻はドック入り)、駆逐艦3隻(うち1隻はドック入り)がいて、そのほかに指揮艦ブルーリッジが奥まったバースに入っている。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2020.9.4 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


手前が巡洋艦シャイロー、後ろが巡洋艦アンティータム


アンティータムの後部デッキにはヘリが引き出されている


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