サンディエゴ母港の揚陸艦カムストック、横須賀寄港


横須賀基地6号バースに寄港した揚陸艦カムストック


横須賀常駐艦の中に紛れ込んだカムストック。後方錨地には弾薬積み込みを終えた巡洋艦アンティータム

9月9日昼頃、横須賀基地に揚陸艦カムストック(LSD 45)が寄港した。6号バースに巨体を横たえていたが、翌10日には横須賀から出て行った。

カムストックは米西海岸の基地サンディエゴを母港としている。日本の港に寄港したのは1993年9月にホワイトビーチに、翌94年2月に佐世保、1999年6月と9月にホワイト ビーチに寄港した記録があるが、21世紀に入ってからはおそらく今回の横須賀寄港が初めてだろう。

それだけ「珍しい」船だが、なぜ一泊だけ横須賀にきたのだろうか? コロナが流行っていなければ、もっとゆっくりしていったのではないだろうか?
今年の5月以降で、横須賀や佐世保に前方配備されている以外の軍艦で、横須賀本港に入港したのは6月に一泊した原潜ノースカロライナだけではないだろうか?あとは音響測定艦が数日 寄港、また高速輸送船がドック入りのために寄港していたのが目立つくらいで、米本国を母港とする大型の軍艦が入港したのは極めて珍しい。

カムストックはグアムに来たついでに寄ったのだろうか?後部甲板にコンテナをたくさん積んでいたのは、海兵隊の演習のための輸送を行っていて、横須賀に寄ったのだろうか?

カムストックは空母が一時寄港する前に横須賀を出て行った。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(9.9 頼 撮影)


カムストックの後部甲板には、海兵隊のコンテナが多数並んでいる


2020-9-11|HOME|