空母レーガン、横須賀帰港。艦上に艦載機2機


横須賀本港中央で回頭するロナルド・レーガン。艦載機2機が見える


レーガンの甲板に並ぶ水兵たち。マスクをして隣との距離を空けている。その後ろに、横須賀に運んできた艦載機2機


空母接岸前の12号バース。家族などの歓迎はない。代わりにバスが2台待機しているが、だれをのせるのだろうか。

空母ロナルド・レーガンが11月14日午前に横須賀に帰港した。随伴艦とは別の動きで単独で戻ってきた。

レーガンは定期修理を終えた後、試験航海、艦載機の着艦資格取得訓練、弾薬積み込みなどのための航海と横須賀寄港を繰り返した後、6月8日に横須賀を出て南シナ海方面に出かけた。

その後、8月1日に短時間横須賀に寄港した後、日本海に入り、ふたたび南シナ海方面に向かい、8月下旬に4日間グアムに寄港した。
9月10日に再び横須賀に寄港、翌日出航して9月後半にバリアントシールド演習に参加、10月前半にはマラッカ海峡を経由してインド洋の入り口まで行き、また南シナ海に戻った。

10月下旬に日米合同演習キーンソードに参加した後、11月6日にほとんどの艦載機を岩国に飛ばしていた。

14日に帰港したロナルド・レーガンの飛行甲板には艦載機スーパーホーネットのF型が2機載っていた。何らかの原因で岩国まで飛べずに空母に残して横須賀まで連れてきたのだろう。
空母からバージに降ろして横浜ノースドックに運び、貨物船で本国に送るという方法を、今回も採るのではないか。

コロナ禍の中での帰港で、着岸前の12号バースには家族の姿などは見えなかった。空母は、任務航海を終えた後一か月、コンバットレディー態勢を保持する。コロナ禍でなければ乗組員は家族の もとに帰り、緊急時に即応できる待期期間に入るが、今回それをやっていては緊急時にまた2週間のタイムラグが生じる。
おそらく1か月間空母内に閉じ込められ、コンバットレディー態勢が解ける1か月後に家族と合流することになるのではないか?

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2020.11.14 木元 茂夫 撮影)



横須賀本港に入港する空母レーガン


水兵が並ぶ飛行甲板には、すでに艦外に降ろすための荷物が並べられている


2020-11-14|HOME|