20.12.27 ヨコスカ平和船団同乗記 その1

駆逐艦2隻が出港中の年末の横須賀基地


駆逐艦マスティン(89番)が26日に横須賀に戻っていた。隣は駆逐艦バリー(52番)


ドライドック4,5に隣り合って入渠していた駆逐艦ミリウス(69番)と宿泊バージAPL40が、8号バースに出てきている


12号バースに停泊中の空母ロナルド・レーガンは、艦橋が工事用ネットでおおわれていた。飛行甲板での工事は進んでいない

12月最後の日曜日の27日、ヨコスカ平和船団のヨット・ボートが横須賀港内を走った。空母レーガンは12号バースに停泊中で、定期修理工事がはじまっていて、緑色のネットが空母の 艦橋上部に張り巡らされていた。
ただ、飛行甲板で真っ先に始められるはずのカタパルトの点検・修理はまだ機材も並べられていない状態だ。

マスターピア・イーストに停泊する駆逐艦バリーの舷側に、12月初めに横須賀基地を離れた駆逐艦マスティンが接舷していた。26日に戻ってきた、とみられる。
マスティンは12月19日に台湾海峡を通過している。ひと月足らずの出航の目的は、主に台湾海峡通過だったのだろう。
出航前に長距離攻撃ミサイル・トマホークを下したのは、代わりに自艦防御用に対空ミサイル・スタンダードを積み増して、海峡通過時の万一の攻撃に備える意味があったのではないか。

27日に平和船団が横須賀基地の海面を航行したときに、横須賀基地に前方配備されている米軍艦船の中で、駆逐艦カーティス・ウィルバーとジョンSマケインだけが姿が見えなかった。
この2隻は12月31日に台湾海峡を通過している。(2 Japan-Based Destroyers Conduct Second Taiwan Strait Transit This Month:USNINews)
マスティンといい、この2隻の駆逐艦といい、横須賀の艦船が中国軍牽制の最前線に集中的に投下されている。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎) (20.12.27 頼 撮影)


ベルニー公園の真ん前の浮桟橋が取り外され、海底に悔いが撃ち込まれている。浮桟橋が固定された桟橋に強化される


12月27日12時半の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船、
青字の1:潜水艦、2:たかなみ、3:はしだて、4:いかづち、5:おおなみ、6:やまぎり、7:ゆうぎり、8:あまぎり
赤字の1:マスティン、2:バリー、3:ベンフォルド、4:アンティータム、5:シャイロー
6:ミリウス、7:APL40、8:ブルーリッジ、9:レーガン、10:YRB30、11:チャンセラーズビル


停泊中の海自の艦船のすぐ横で「敵基地攻撃力持つな!」とアピールしたヨコスカ平和船団


ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ!ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。 毎月最後の日曜日に平和船団の船が軍港を走ります。


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