20.12.27 ヨコスカ平和船団同乗記 その2

空の弾薬貯蔵庫、ふたたび弾薬貯蔵に



浦郷弾薬庫の入り口に近い貯蔵庫2つの表示が、火災危険度などを示す表示に変わった(20.12.27 頼 撮影)


9月27日の平和船団の時は、2つの貯蔵庫の表示は「EMPTY」(空)だった(9.27 頼 撮影)

12月27日の平和船団からみた浦郷弾薬庫。入り口に近い弾薬貯蔵庫の前の表示板は、火災危険度1、同3などを示すものになっていた。9月27日の平和船団時には"ENPTY"と 表示されていたものだ。
少しでも貯蔵庫が空になって、弾薬庫の機能、横須賀基地の機能が縮小されれるのか、という「希望的観測」はあっさり裏切られた。

おそらく、大掛かりな弾薬の入れ替えなどを行って、以前と同じ危険度表示の弾薬類がまた、2つの貯蔵庫に搬入されたのだろう。

平和船団から遠くに見える別の弾薬貯蔵庫の表示が、12月には"ENPTY"になっていた。通常のミサイル・砲弾、爆薬などの出し入れのほかに、既存の貯蔵庫の保管物を点検・整理・ 拡充していることも考えられる。

浦郷弾薬庫と長浦港を挟んで反対側にある、海自の比与宇地区では、大型の弾薬庫の新設工事が進行中で、窓のないコンクリートの建物が立ち上がってきている。
横須賀基地と隣り合わせの長浦港の入り口付近に、日米の弾薬庫が集中する状況が進んでいる。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


長浦港に面する比与宇地区に建設が進む、海自の弾薬庫(12.27 頼 撮影)


大型火薬庫新設工事の表示板(5.27 頼 撮影)


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