年明け20日の横須賀基地
定期修理中の原子力空母ロナルド・レーガンの飛行甲板。カタパルトの点検修理はまだ行われていない
錨地でVLSからミサイル・キャニスターを抜き取られる巡洋艦シャイロー
手前から駆逐艦バリー、同ベンフォルド、巡洋艦アンティータム。ベンフォルドは翌日出航した
横須賀港内を激しく動き回る艦載のボート。木銃を構えている兵士もいる(2021.1.20 頼 撮影)
1月20日の横須賀基地。12号バースに停泊中の原子力空母ロナルド・レーガンでは、定期修理が行われている。しかし、毎年の修理で真っ先に手をつけるカタパルトの点検修理は、
まだ行われていない。
また、修理のための管理や休憩などにも充てられるとみられる2階建てのプレハブ小屋も、飛行甲板には上げられずに、格納甲板のエレベーター近くに置かれている。
コロナ感染防止のために工事が遅れているのか、即応態勢維持のために復旧に時間がかかる工事を先延ばししているのか、理由はまだわからない。
空母レーガンが11月に横須賀に帰港した前後に戻ってきたアンティータムとシャイローの2隻の巡洋艦は、1月前半と後半にそれぞれ錨地に出かけて弾薬の積み下ろしを行った。
この2隻の巡洋艦は出動待機態勢を解かれた、ということだろうか。
1月に入って以降、出入りがあった駆逐艦はマスティンとベンフォルドの2隻だ。マスティンは15日に出港して22日に横須賀に戻ってきた。
ベンフォルドは年明けすぐに4日間の航海に出て、帰港後月中に錨地で弾薬を積み込み、21日に出港した。
ベンフォルドの出航前日に、横須賀本港内でボートに兵士が8人乗って走り回り、少なくとも5人の兵士が木銃を構えていた。このボートが駆逐艦ベンフォルドに積まれているものだと
すれば、出港したベンフォルドはこのような警戒が必要な海域に向かったのだろうか。
1月4日に錨地にやってきた貨物弾薬補給艦サカガーウィは、そのまま滞在を続けている。補給艦がこれだけ長期に錨泊するのも珍しい。
(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)
錨地に泊まる貨物弾薬補給艦サカガーウィと巡洋艦アンティータム(1.6 頼 撮影)
一週間超の航海の後帰港した駆逐艦マスティン(右)(1.22 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)
2021-1-23|HOME|