駆逐艦マケイン、4か月の航海終えて横須賀帰港



横須賀基地に帰投した駆逐艦ジョンSマケイン

横須賀に前進配備されている駆逐艦ジョンSマケイン(DDG 56)が1月26日に4か月の任務航海を終えて戻ってきた。
マケインは昨年9月29日に横須賀基地を出港していた。

4か月の任務航海の中でマケインが参加した一番大きな演習は、11月1日から7日の米日豪印合同演習マラバール2020だった。
この時マケインはベンガル湾まで足を伸ばしている。

今回のマケインの航海の中で目立つのは、米国と対立する中国・ロシアに対するけん制行動を4回おこなったことだ。

10月9日に西沙(パラセル)諸島近海を通過する航行の自由作戦(FNO)、11月24日にロシア・ウラジオストック沖のピョートル大帝湾でFNO、12月24日に南沙(スプラト リー)諸島近海でFNO、12月31日に台湾海峡を通過、と全く忙しい動きをしている。
空母ロナルド・レーガンとは10月後半に少し行動を共にしただけで、その後は「米国の威信」を背負った動きを繰り返した。

横須賀配備の戦闘艦には、空母随伴、ミサイル防衛などの任務以外に、単独もしくは複数の艦で西太平洋でFNOなどを行う任務が追加されている。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2021.1.26 木元 茂夫撮影)


空母レーガンや巡洋艦・駆逐艦が並ぶ横須賀基地のバースに近づくマケイン


2021-1-30|HOME|