空母レーガンの甲板、大規模工事始まる


定期修理中の原子力空母ロナルド・レーガンの飛行甲板。白く大きなテントの「なわばり」ができた


この白いシートが立ち上がって、どデカいテントになるのではないか(2021.1.27 頼 撮影)

1月27日の横須賀基地。定期修理が行われている原子力空母ロナルド・レーガンで、飛行甲板の上が1週間前とは様変わりしていた。
カタパルトのパイプの根元の部分がある位置に、大きな白い四角形ができていた。

この白い布を外壁・天井にして、作業用の大テントが作られ、その下で飛行甲板に穴をあけてカタパルトのパイプなどの点検・修理が行われるのではないだろうか。

昨年は1月初めからカタパルトのパイプが掘り出されて甲板の上に並べられていた。1月半ばには大小のテントや雨除けの覆いがカタパルトのライン上に作られた。
今年の工事は、まだカタパルトのパイプもはずされていない。テントの作成と同時にパイプも掘り出されるのかもしれないが、昨年と比べてカタパルトの点検・修理に遅れが出ている ことは否めない。

始めてしまえば復旧に数週間はかかるカタパルトの点検・修理が今から行われるとしたら、これまで開始を遅らせてきた要因がなくなったことを意味する。
全く「独創的」な動きを命じる大統領が正式に退任したことも、工事開始のタイミングに影響しているのかもしれない。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


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