大型海洋作業船、横須賀基地に一泊


横須賀基地9号バースに入船で停泊している海洋作業船グランド・キャニオンU

ノルウェー船籍の海洋作業船グランド・キャニオンUが、3月24日午前に横須賀基地の9号バースに接岸した。

ヘリックス社の持ち船で、この会社のホームページには、高度の設備と、DPクラス3の自動船位 保持装置を備えた多目的の作業支援船だと紹介されている。
250トンの吊り上げ能力と3000メートルのワイヤを内装するクレーンを装備している、とも書かれている。

グランド・キャニオンUは台湾の高雄、グアムに寄港したあと横須賀に入港している。

海底油田の掘削装置の設営などに使える船だが、横須賀基地に来た目的はなんだろうか?
今、基地の一角で桟橋建設工事が始まっているが、この作業の支援船としては大きすぎるしオーバースペックではないか?

グランド・キャニオンUは25日午後、タグに曳かれて横須賀港外錨地に出てきた。何か工事を行うのか、待機するだけなのか、いまのところ不明だ。

(RIMPEAC編集部 頼 和太郎)(2021.3.24 頼 撮影)


横須賀基地の2号、3号バースとなる固定桟橋の建設現場。まだ白い柱が建っているだけだ


2021-3-25|HOME|