放射性廃棄物運搬船、横須賀到着


貨物船モホークが39日朝、横須賀港沖合に現れた


横須賀基地13号バースに接舷した貨物船モホーク

4月30日に横須賀基地13号バースに貨物船が接岸した。一昨年の貨物船より二回り大きい、米国船籍の貨物船モホークだ。

原子力空母の定期修理で出る放射性廃棄物を米本国に運ぶ貨物船が、空母の定期修理の終盤に横須賀基地にやってきて13号バースに泊まる。
昨年は廃棄物は出たが運搬船が来なかった。今年は2年分の廃棄物を運ぶ船の募集があったが、途中で沙汰止みになり、期日をずらせて大型船が寄港した。

期日をずらしたのが異例なら、ここ数年間の中型貨物船が大型にかわったのも異例だ。そしてまた異例なことに、この船に空母から放射性廃棄物を移す日まで1日遅くなった。
何か、当初の運搬予定とは異なる事情が生じたのかもしれない。

空母からの放射性廃棄物の移送は5月4日に行われる、と米海軍から横須賀市に情報提供があった。
これまでだと移送日の当日には、米国西海岸に向けて輸送船が出港するのだが、異例ずくめの今年はどうなるのだろうか?

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2021.4.30 ヨコスカ平和船団・非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


モホークと原子力空母ロナルド・レーガン。レーガンから放射性廃棄物がモホークに移される


艦首と艦尾にMOHAWKの艦名が


2021-4-30|HOME|