放射性廃棄物輸送船、横須賀出港


横須賀本港を出て、錨地付近を浦賀水道に向かう貨物船モホーク。右は錨地で弾薬等の積み込みを4日まで続けていた巡洋艦シャイロー


猿島の向こうの浦賀水道を南下して太平洋に向かうモホーク

5月4日に放射性廃棄物を詰めたコンテナなど計4個のコンテナを原子力空母から移送された貨物船モホークは、翌5日11時半ころ横須賀基地13号バースを離れた。

これまでの運搬船は、放射性廃棄物などを積み込むと、その日のうちに出港して米本国に向かうことが多かったが、今回の輸送船モホークは、スケジュールに余裕があるのか、積み込んだ 日の午後に動くこともせずに、翌日昼前に米本国に向けて離岸した。
おそらく2週間以内にブレマートンに到着するのだろう。

定期修理で出た放射性廃棄物を艦外に出して身軽になったロナルド・レーガンは、定期修理の終了と春季航海実施に向けた動きを速めている。
岩国基地にいる空母艦載機のFCLPが、5月5日から15日まで硫黄島で行われる。

硫黄島で訓練ができない場合の代替機飛行場として「三沢飛行場、横田飛行場、厚木飛行場及び岩国飛行場」が指定されているが、地元自治体への防衛省からの通知は、訓練開始の前日、 という不誠実なものだった。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2021.5.5 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


2021-5-5|HOME|