強襲揚陸艦アメリカ、横須賀本港一時寄港


雨にけぶる横須賀基地に接近する強襲揚陸艦アメリカ


迎えに来たタグボートとはロープをつながずに、別のタグボートの先導で横須賀本港に入るアメリカ

5月19日、原子力空母ロナルド・レーガンが横須賀基地から出ていった4時間後に、佐世保配備の強襲揚陸艦アメリカ(LHA 6)が横須賀本港内に一時入った。

アメリカは14日に佐世保港を出港、18日には大島近海に現れている。おそらく相模湾内を時間をかけて航行したのち、19日午後に横須賀に向けて動き出したとみられる。

アメリカの飛行甲板には、MH60艦載ヘリが3機載っているだけで、民間タグの先導で14時20分ころ横須賀本港内に入っていった。
そして20分後には本港から出てきた。横須賀本港内で180度回頭して、バースには接岸せずに出てきた。

アメリカは同じような一時寄港を昨年8月7日にも行っている。横須賀港への入航の完熟訓練ともいえるこの一時寄港以外にまだ、アメリカは横須賀基地への接岸入航をおこなってい ない。

アメリカは、一時寄港を終えるとすぐに東京湾から出て行った。長期の航海に出かける前の、ヨコスカ詣でだったのかもしれない。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(21.5.19 頼 撮影)


本港入港後20分で姿を現したアメリカ。接岸している時間はなかった


本港を出て、横須賀航路から浦賀水道を目指してゆっくり進むアメリカ


2021-5-21|HOME|