駆逐艦、相次ぎ横須賀帰港


錨地で弾薬を降ろし横須賀本港に戻ったマスティン(89番)


一か月超の航海ののちに12号バースに接岸したばかりのラファエル・ペラルタ(115番)

横須賀基地に常駐駆逐艦7隻中6隻が集まっている。

5月26日に不在の駆逐艦はカーティス・ウィルバーだけだ。
19日に空母ロナルド・レーガンと巡洋艦シャイローが出航した。空いている12号バースには、駆逐艦ラファエル・ペラルタとミリウスが並んでいる。

ラファエル・ペラルタは九州西方から日本海に入り、津軽海峡を抜けて三陸沖を南下して26日に横須賀に戻ってきた。帰港した直後だというのに、足場付きのバージがラファエル・ ペラルタの船首の部分に張り付き、115番という数字を隠している。

4月末に横須賀に帰港したマスティンは、ほぼ一月後の5月24日に錨地に出た。弾薬を降ろしたようで、26日には錨地を離れて横須賀基地に戻り、7号バースに接岸した。

今、空母について動いているのは巡洋艦シャイローのほかは、南シナ海にいたカーティス・ウィルバーに随伴艦の可能性があるだけだ。
この25日に艦載機のCQ(着艦資格取得訓練)が終了して、空母は沖縄近海に来ていると思われる。
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道では、米軍のアフガニスタンからの安全な撤退を支援するために、インド洋にロナルド・レーガンが出かけることが決まっているようだ。

インド洋に出かけるときは、随伴艦の数をもう少し増やすと思われる。今横須賀基地にいる駆逐艦も、空母戦闘群の一員としてインド洋に出かける可能性は高い。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2021.5.26 頼 撮影)


空母が出たあとの12号バースにタンデムで接岸中のラファエル・ペラルタ(前)とミリウス(後)


5月26日12時半の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船、
青字の1:潜水艦、2:ゆうぎり、3:はぐろ、4:むらさめ(接岸中)
赤字の1:アンティータム、2:ジョンSマケイン、3:ベンフォルド、4:チャンセラーズビル
5:マスティン、6:ゲアリー、7:ブルーリッジ、8:ラファエル・ペラルタ、9:ミリウス


2021-5-27|HOME|