21.5.30 ヨコスカ平和船団同乗記

空母はいなくても原潜や駆逐艦6隻がいる横須賀基地


マスターピア・イーストに停泊中の駆逐艦ベンフォルド。対水上レーダーが回っていた


海自の逸見桟橋に停泊するオーストラリア海軍のフリゲート艦バララット

5月30日にヨコスカ平和船団のボートとヨットの2隻が横須賀港内を走った。

原子力空母ロナルド・レーガンと巡洋艦シャイロー、駆逐艦カーティス・ウィルバーは出航中だったが、指揮艦ブルーリッジのほか、原潜1隻、巡洋艦2隻、駆逐艦6隻が米海軍横須賀 基地に停泊していた。
また、海自横須賀基地にはイージス護衛艦まや、きりしまがいて、日米合わせて10隻のイージス艦が並んでいた。 そのほか、海自逸見桟橋にはオーストラリア海軍フリゲート艦バララットが接岸していた。新聞報道によれば、この豪フリゲートは、北朝鮮の海上での「瀬取り」を見張るために行動中 とのこと。一時的に横須賀に寄港したのだろう。米海軍基地の桟橋に接岸しなかったのは、桟橋の工事中で停泊場所が不足しているためなのかもしれない。


13号バースに停泊中の原潜ジェファーソン・シティ


空母がいない12号バースに、駆逐艦が2隻、直列で並んで停泊中。ミリウス(奥)とラファエル・ペラルタ(手前)

原潜ジェファーソン・シティ(SSN 759)が13号バースに28日から接岸中だ。空母戦闘群に加わっているのかどうかは不明だ。臨時に修理のために寄港した可能性もある。
12号バースに2隻、マスターピアに2隻、7号バースと8号バースに1隻ずつ、計6隻の駆逐艦がひしめいている。そのうちの駆逐艦ベンフォルド(DDG 65)が、対水上レーダーを回し ていた。
ベンフォルドは空母に合流するために近く出港するのかもしれない。

海自の桟橋に停泊中の「まや」も対水上レーダーを回していた。「まや」の艦橋には信号旗が連なっていて、すぐにでも動きそうな感じだった。空母レーガンと「差し」で訓練をしたば かりの「まや」が、空母が日本近海にいるうちの護衛の動きを見せることもありうる。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(21.5.30 頼 撮影)


海自の吉倉桟橋には、イージス艦まや、きりしま、護衛艦てるづき、ゆうぎりが停泊中。平和船団のヨットがその前を航行する


5月30日12時半の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船、
青字の1:潜水艦、2:ゆうぎり、3:むらさめ、4:きりしま、5:てるづき、6:まや、7:あまぎり
赤字の1:アンティータム、2:ジョンSマケイン、3:ベンフォルド、4:チャンセラーズビル、5:マスティン
6:ゲアリー、7:ブルーリッジ、8:ミリウス、9:ラファエル・ペラルタ、10:ジェファーソン・シティ
オレンジ色:オーストラリア海軍フリゲート・バララット


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