原潜ジェファーソンシティ、横須賀寄港中


横須賀基地13号バースに停泊中の原潜ジェファーソンシティ。手前にSRFのダイバーが乗った船が付いている


接岸中のジェファーソンシティ。バースの先端に護衛の兵士と機銃が見える。(2021.5.30 頼 撮影)

5月28日、ハワイ・パールハーバーを母港とする原潜ジェファーソンシティ(SSN 759)が横須賀基地に入港、13号バースに接岸した。

ジェファーソンシティはパールハーバーを4月28日に出港している。5月25日に横須賀基地沖に一時停泊してすぐに東京湾から出て行った。28日の入港は、25日の一時寄港の 直後となる。

30日に平和船団が横須賀港内を航行した時、ジェファーソンシティの左舷に小型の船が接舷していた。SRF(艦船修理部門)ーJRMC(日本地区メインテナンス・センター)の 潜水作業員が乗り込む小舟だ。

潜水作業員が原潜にとりついている、ということは、ジェファーソンシティの船体の海面下の部分に点検修理の必要が生じた、ということだ。
潜水艦の外郭が壊れた、というような大事ではなさそうだが、船首についている潜舵か、艦後部のスクリューに問題が生じているのかもしれない。

もし、横須賀でスクリューの修理を行えば、1964年8月の日米政府間で交わしたエード・メモワールに抵触する。エード・メモワールには、「通常の原子力潜水艦の燃料交換及び 動力装置の修理を日本国又はその領海内において行なうことは考えられていない。」と書かれている。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


数人のダイバーのシルエットが見える小型船にはSRF−JRMC DIVERSと書かれている (5.30 頼 撮影)


ダイバーたちが載る小型船は、通常3号ドライドックの入り口付近に2隻つながれている(2019.9.11 頼 撮影)


2021-5-31|HOME|