QE戦闘群構成艦、横須賀に新たに2隻入港




米軍横須賀基地・吾妻島燃料バースに寄港した英海軍補給艦タイドスプリング(21.9.5 頼 撮影)

英空母クイーン・エリザベスが横須賀基地に寄港した翌日の9月5日、空母とともに動いている補給艦とオランダ海軍フリゲイトが米軍横須賀基地と海自横須賀基地にそれぞれ寄港した。

燃料補給艦タイドスプリング(A 136)は1万9千立米のオイルと1400トンの真水を運ぶ。クイーン・エリザベスだけではなく、戦闘群を構成する駆逐艦、フリゲイトにも洋上で燃料を 補給する。

吾妻島の桟橋にはいったということは、吾妻島の燃料タンクに蓄えられている米軍の燃料をこの船に積み込むということだ。

日米安保で米国に提供された基地を、第三国の軍艦が使用する根拠はなんだろうか。クイーン・エリザベスの寄港の根拠とともに、大きな問題となることは必定だ。

オランダ海軍フリゲイト、エヴァーツェン(F 805)が、5日10時ころ海自横須賀基地の逸見桟橋に接岸した。エファーツェンは登舷礼を敷き、陸では海自音楽隊が歓迎の演奏を行った。

「英空母打撃群「CSG21」を構成する1艦として、最東端の目的地である日本に入港しました。2020年11月、オランダ政府が「インド太平洋ガイドライン」をハーグで発表後、このガイド ラインに基づき、経済的重要地域へオランダ海軍を派遣することは今回が初めてとなります。」とオランダ大使館が発表している。

なぜ軍艦がやってこなければならないのか、これも軍事力で経済圏を守るという発想のあらわれなのだろうか。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


5日10時ころ逸見桟橋に接岸するオランダ海軍フリゲイト、エヴァーツェン(9.5 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)



海自の入航歓迎セレモニーも終わり、ひっそり停泊するエヴァーツェン(9.5 頼 撮影)


2021-9-6|HOME|