空母レーガン、中東などへの任務航海から横須賀に戻る


横須賀基地に戻ってきた空母ロナルド・レーガン(21.10.16 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)

10月16日午後、空母ロナルド・レーガン(CVN 76)が横須賀に帰港した。

5月19日に横須賀を出港したレーガンは、米軍のアフガンからの撤退を支援するために、インド洋からアラビア海に入った。
2015年10月に横須賀に前方配備されたレーガンは、主に西太平洋、オーストラリア周辺海域をパトロールしていた。中東に出かけたのは、横須賀配備後初めてだ。

米軍撤退を妨害する勢力に対し、艦載機による爆撃などを行って、アフガンからの撤退支援を行っていたとみられる。

8月末の米軍撤退期日のあと、レーガンは中東海域を離れ、9月下旬にマラッカ海峡を通り南シナ海に姿を現した。
10月初めにはカールビンソン空母戦闘群、クイーン・エリザベス空母戦闘群、海自、カナダ、ニュージーランド海軍艦船とともに合同演習を行い、そのあと日本近海で艦載機を岩国に 戻し、弾薬などを補給艦に移した後、16日に5か月ぶりに横須賀に戻ってきた。

レーガンの今回の任務航海中、ずっと随伴していた巡洋艦シャイローは、3日前に横須賀基地に戻っている。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


横須賀港沖に現れた空母レーガン(10.16 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


横須賀本港に入ってくるレーガン。正装の水兵たちが飛行甲板の周りに列を作っている(10.16 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


12号バースに出船で接岸するために、港の中央で回頭するレーガン(10.16 木元 茂夫 撮影)


2021-10-16|HOME|