豪イージス駆逐艦、横須賀寄港


横須賀基地に並ぶ、左からブリスベーン、高速輸送艦ブランズヴィック、原子力空母ロナルド・レーガン


6号ドック内の15号バースに停泊中の豪イージス駆逐艦ブリスベーン

オーストラリア海軍のイージス駆逐艦ブリスベーン(HMAS 41)が米軍横須賀基地に寄港した。

29日に横須賀港外錨地についたブリスベーンは、翌30日に6号ドック内の15号バースに接岸した。

朝鮮戦争国連軍を構成する国の軍艦が、国連軍の地位協定によって在日米軍基地への寄港が認められている、という理屈なのだろうか。実体のない朝鮮戦争国連軍の活動が、 在日米軍基地への寄港の根拠とされている。

ブリスベーンのマストには、国連旗が掲げられていて、国連軍地位協定の適用が想像される。

なお、同じ6号ドック内のバースに停泊していた航洋タグ、ミス・ルイは29日に横須賀基地を出て米西海岸に向かった。AISのデータを見ると、太平洋を西向きに横断した時のスピード は7〜9ノットだが、横須賀を出た後太平洋を東進するスピードは10ノットだ。

このスピードの違いは、このタグボートが米国から横須賀基地周辺まで何かを曳いてきて、その後何も曳かずに戻っていったことを示す。
米本国から何をはこんできたかは、まだわからないが。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(21.10.31 頼 撮影)


ブリスベーンのマストに掲げられた国連旗。朝鮮戦争国連軍の資格で横須賀基地に入港したのだろうか


2021-10-31|HOME|