21.12.26 ヨコスカ平和船団同乗記

原子力空母の定期修理の準備が進む年末の横須賀基地


原子力空母ロナルド・レーガンの艦橋上部に足場が組まれていた


大型バージYRB30は、指揮艦ブルーリッジに接舷していた。ブルーリッジの修理を支援しているのだろう


巡洋艦シャイローも、艦の後部を工事用ネットで覆って工事中だった

2021年の最後の日曜日である12月26日に、ヨコスカ平和船団のボートとヨットの2隻が横須賀港内を走った。
10月16日に任務航海から横須賀に戻ってきていた原子力空母ロナルド・レーガンは、艦橋上部のアンテナに足場が組まれるなど、本格的な改修工事の準備が進んでいた。しかし、まだカタパルトの点検・修理は始まっていないようだった。

12月26日には、横須賀基地に前方配備されている13隻の米軍艦船のうち、駆逐艦ベンフォールドだけが港内に見あたらなかった。
米軍の画像サイトDVIDSに掲載された情報によると、ベンフォールドは12月23日の時点でフィリピン海にいて、あろうことか海上自衛隊の補給艦「とわだ」から洋上補給を受けている。なぜフィリピン海で補給艦「とわだ」が米海軍駆逐艦への補給を行ったのか、現時点で海上自衛隊は何の説明もしていない。

自衛隊と米軍の一体化の暴走が止まらない。シビリアン・コントロールを機能させず、「軍事の否定」によって実力組織を統制してきた(青井未帆『憲法と政治』参照)日本国憲法を破壊しようとする政治の動きも加速している。この社会は大きな岐路にさしかかっている。
頼和太郎編集長が亡くなったことは痛恨の極みだ。しかし、私たちは頼さんの遺志を引き継ぎ、怯むこと無く監視を続けていく。

(RIMPEACE編集部 星野 潔) (21.12.26 星野 撮影)


浦郷弾薬庫には複数の種類のミサイルキャニスターや砲弾が野積みされていた


ヴェルニー公園の真ん前の桟橋新設工事が進んでいる


フィリピン海で海上自衛隊の補給艦「とわだ」から補給を受ける駆逐艦ベンフォールド
米軍画像サイトDVIDSより引用
https://www.dvidshub.net/image/6994048/uss-benfold-conducts-replenishment-sea-with-js-towada


ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ!ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。 毎月最後の日曜日に平和船団の船が軍港を走ります。


2021-12-31|HOME|