駆逐艦ストックデール、横須賀入港


3月14日から18日の朝まで、横須賀軍港沖の錨地に停泊していた駆逐艦ストックデール。
後ろに、横を通り過ぎようとしている海上自衛隊の護衛艦「てるづき」が見える。(22.3.17 星野 撮影)


3月14日、横須賀港の錨地にやって来た駆逐艦ストックデール。(22.3.14 星野 撮影)

3月14日、駆逐艦ストックデール(STOCKDALE DDG 106)が横須賀軍港沖の錨地に現れた。

もともとストックデールは、原子力空母カール・ビンソンの随伴艦として昨年8月に母港のサンディエゴを出港して西太平洋にやって来た。昨年8月末にカール・ビンソンが横須賀に入港した際には、ストックデールも8月28日から9月10日にかけて横須賀に滞在している。
しかし、今年1月17日から22日にかけて沖縄南方海域で行われた日米共同演習にはストックデールは参加せず、1隻だけ離れて佐世保に寄港し、そのまま佐世保に停泊し続けた。
佐世保滞在中、ソナードームの応急修理を行っていたという情報がある。

ストックデールは3月8日に佐世保を出て14日に横須賀にやって来たのだが、東京湾の入口の浦賀水道を北上する速度が異常に遅かったという目撃情報がある。やはり何らかの故障が発生しているのかもしれない。


錨地ではストックデールのミサイルなどの積み下ろし作業が行われた。(22.3.16 木元茂夫 撮影)

3月16日のストックデール。沖泊まりで錨地にいる。(22.3.16 非核市民宣言運動ヨコスカ 撮影)
3月16日、ストックデールの近くの海上でホバリングをするヘリ。(22.3.16 非核市民宣言運動ヨコスカ 撮影)

3月14日から18日の朝まで、ストックデールは横須賀沖の錨地に滞在していたのだが、その間、ミサイルなどの積み下ろし作業が行われた。
なお、ストックデールとの関連は不明だが、3月16日には、ストックデールの近くの海上をヘリが低空でホバリングし、上空をもう一機のヘリが旋回しているのが目撃された。ホバリングしているヘリを撮影した写真には、ダイバーらしき影も写っていた。

3月18日には、ストックデールは横須賀港内に移動し、ハーバー・マスター・ピアに停泊した。このまま横須賀でドック入りして本格的な修理を行う可能性もある。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


手前から2隻目の、左側を向いている駆逐艦が、横須賀軍港のHMP(ハーバー・マスター・ピア)に3月18日接岸したDDG106ストックデール。
手前の「65」番の船は、駆逐艦ベンフォールド(DDG65)。(22.3.18 星野 撮影)


2022-3-19|HOME|