原潜キー・ウエスト、横須賀寄港


赤い丸で囲んだところが、8月15日、横須賀基地の13号バースに接岸した原潜キー・ウエストの後舵。
12号バースに巡洋艦シャイロー(CG67)が停泊しているため、後舵以外の部分はこの角度からは見えない(22.8.15 星野 撮影)


キー・ウエストの後舵のアップ。桟橋の先端部には機関銃の銃座が見える(22.8.15 星野 撮影)

8月15日の午後、ロサンゼルス級原子力潜水艦キー・ウエスト(KEY WEST SSN 722)が横須賀基地に入港し、13号バースに接岸した。

原潜キー・ウエストは今回、8月8日に母港のグアム、アプラ港を任務航海のために出港して1週間後に横須賀に現れた。
横須賀市はキー・ウエストの入港について、「外務省から8月14日に入港通知」があったと8月15日の入港後に発表した。しかし、入港通知があった時点ですぐに市民に公表すべきだ。
この横須賀市の発表によると、キー・ウエストの寄港目的は「休養・補給・維持」だという。
とはいえ、米軍の原潜が母港を任務航海のために出港して1週間で「休養」を目的として寄港するものなのかは疑わしい。何らかのモノを補給するとか、あるいは何らかのメンテナンス作業を行うためということはあり得るかもしれない。

キー・ウエストの横須賀寄港は、昨年9月14日以来のことだ。この時は、13号バースに接岸したものの約50分の滞在ですぐに出港した。
横須賀基地への原子力潜水艦の寄港は、6月25日から30日にかけて13号バースに滞在した原潜シカゴ(CHICAGO SSN 721)以来のことで、今年に入ってからのべ10回目。原子力空母ロナルド・レーガンの試験航海からの帰港と原子力空母エイブラハム・リンカーンの寄港を含めると、原子力艦船の横須賀入港は、今年12回目となった。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


8月16日、横須賀基地13号バースに停泊中の原潜キー・ウエスト(22.8.16 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


13号バースに原潜キー・ウエスト、12号バースに巡洋艦シャイローが並ぶ(22.8.16 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


桟橋上のテントのところに複数の人影が見える。乗組員や関係者だろうか。黒っぽい服装以外にカジュアルな服装の人物もいる(22.8.16 木元茂夫 撮影)


2022-8-16HOME|