揚陸艦ラシュモア、横須賀基地に一時寄港


8月31日の午後、横須賀基地に入港するドック型揚陸艦ラシュモア


バースには接岸せず、タグボートの助けを借りて基地内で回頭しているラシュモア

ドック型揚陸艦ラシュモア(RUSHMORE LSD 47)は、横浜ノースドックへの入港前日の8月31日、横須賀本港に一時寄港してすぐに出港し、東京湾を出て行った。

佐世保を母港とするラシュモアは、8月4日の朝から6日の午後にかけて沖縄のホワイトビーチに入港していた。その後は、8月の終わり頃まで沖縄本島の東側や東南方面の海域を周回していた模様だ。
8月28日の早朝には沖縄本島の東側にいたが、その後東北に進路をとり、30日には伊豆諸島周辺の海域に姿を現していた。
8月31日は房総半島沖から東京湾に入り、14時に横須賀に入港したが、バースには接岸せずに本港内で海軍タグボートの手を借りて180度回頭し、14時30分には出港した。

今回のラシュモアに限らず、ドック型揚陸艦や強襲揚陸艦は、横須賀でしばしば同様の「タッチアンドゴー」を行っている。たとえば昨年5月19日には、佐世保配備の強襲揚陸艦アメリカ(AMERICA LHA 6)がバースに接岸しないで短時間の入出港を行っている。
こうした一時寄港は、横須賀基地への入港に慣熟するための訓練なのだろう。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(22.8.31 木元茂夫 撮影)


2022-9-7|HOME|