台湾海峡を通過した巡洋艦チャンセラーズビル、横須賀帰港


8月28日に台湾海峡を通過した後、横須賀に戻ってきたチャンセラーズビル(22.9.3 木元 撮影)

8月28日、横須賀を母港とするイージス巡洋艦チャンセラーズビル(CHANCELLORSVILLE CG62)とアンティータム(ANTIETAM CG54)の2隻が台湾海峡を南側に通過した。
通過後、アンティータムはシンガポールに入港したが、チャンセラーズビルは9月1日に横須賀に帰港した。

いまさらであるが、同艦のトマホーク巡航ミサイルやアスロック対潜ミサイルシー・スパロー対空ミサイル等を発射するVLS(垂直発射装置)のセル数は122。水上を移動する目標にも対処可能な最新のトマホークVaは、射程距離を1,852kmにまで延伸しているという(多田智彦「世界の対艦ミサイル」、「世界の艦船」9月号所収)。
それが横須賀基地に配備されているかは不明であるが。
大量のミサイルを搭載する「動くミサイル基地」としての機能は増強されつつあるのかもしれない。

8月16日にチャンセラーズビルに補給した給油艦ティピカヌー(TIPPECANOE T-AO-199、41,886トン)も、9月1日に横浜ノースドックに寄港した。

(木元 茂夫)


横浜ノースドックに停泊する給油艦ティピカヌー(22.9.3 木元 撮影)


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