揚陸艦ラシュモア、横須賀に入港


9月15日、横須賀基地の12号バースに入港したドック型揚陸艦ラシュモア(22.9.15 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


ラシュモアの左側には、13号バースに停泊している原潜キー・ウエストの艦橋や後舵も見える(22.9.15 星野 撮影)

9月15日、ドック型揚陸艦ラシュモア(RUSHMORE LSD 47)が横須賀基地に入港し、12号バースに接岸した。

佐世保を母港としているラシュモアは、8月31日の午後に横須賀本港内に入ってきて、バースには接岸せずに海軍タグボートの手を借りて回頭し、約30分で出港している。また、9月1日から5日にかけては、横浜ノースドックに異例の入港をしていた。
その後、9月7日頃には大隅海峡を通過したようだが、またすぐに戻ってきて再び東京湾内にやって来た。

海上自衛隊の発表によると、9月16日から19日にかけて、海自の輸送艦「くにさき」やLCACと、米 海 軍のラシュモアや強襲揚陸艦トリポリ(TRIPOLI LHA 7)などが参加する日米共同訓練が行われる。
その一環として、沼津市の発表によると、9月17日から19日にかけて沼津海浜訓練場で「ビーチング訓練及び捜索救難訓練」が行われる。
ラシュモアは今回、この共同訓練に参加するために横須賀にやって来たのだろう。
他方、強襲揚陸艦トリポリは、9月7日にシンガポールを出港しており、この共同訓練に合わせて駿河湾周辺に現れるだろう。

なお、9月14日に「病人の移送」のためとして横須賀基地にやって来た原子力潜水艦キー・ウエスト(KEY WEST SSN 722)は、15日の夕方になっても12号バースに停泊し続けていた。
「病人の移送」の場合、通例では短時間の寄港であることを考えると、今回は長い滞在だ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


12号バースにラシュモア、13号バースに原潜キー・ウエストが停泊している(22.9.15 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


13号バースに停泊する原潜キー・ウエスト(22.9.15 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


9月15日には、巡洋艦アンティータムも横須賀に戻ってきた(22.9.15 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


9月15日、横須賀沖に姿を現した巡洋艦アンティータム(22.9.15 星野 撮影)


2022-9-16|HOME|