2隻の新型艦、横須賀入港


9月26日、横須賀基地の12号バースの付け根側に入港した駆逐艦ズムウォルド。一番奥の船だ。大きな台形の構造物が艦橋だ


13号バースに接岸した沿海域戦闘艦オークランド


9月26日の横須賀本港の遠景(22.9.26 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)

9月26日午前、横須賀基地に、見慣れない形の新しい軍艦が2隻入港した。

12号バースの陸地側に接岸したのが、駆逐艦ズムウォルト(ZUMWALT DDG 1000)。
2016年に就役した、「ズムウォルト」級の1番艦だ。
ステルス性を追求し、マストやレーダー類も大砲も構造物の中に埋め込まれていて、これまでの軍艦とはかなり異質の構造の船となっている。

隣の13号バースに接岸したのは、沿海域戦闘艦オークランド(OAKLAND LCS 24)だ。
2021年4月に就役したばかりの「インディペンデンス」級の沿海域戦闘艦で、これもステルス性を追求して、以前の軍艦とはだいぶ違う形になっている。

どちらの船もサンディエゴが母港のようだが、ズムウォルトは9月22日に、オークランドは9月26日に、ともにグアムを出港して横須賀にやってきた。
いずれも横須賀初寄港とみられるこの2隻の軍艦が同時にやってきたのは何故なのか、理由はまだ不明だ。
同じ12号バースに停泊している駆逐艦ハワード(HOWARD DDG 83)が「満艦飾」になっていたことは、今回の2隻の入港と何か関係があるのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


12号バースの、ズムウォルドの左側に停泊する駆逐艦ハワードが「満艦飾」になっている(22.9.26 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


9月25日、既に「満艦飾」になっていた12号バースの駆逐艦ハワード(22.9.25 星野 撮影)


2022-9-27|HOME|