原潜スプリングフィールド、横須賀入港
10月18日、横須賀基地の13号バースに接岸した原潜スプリングフィールド(22.10.18 木元 撮影)
10月20日になっても居座る原潜スプリングフィールド。赤い丸で囲んだところに後舵が見える。黄色い丸で囲んだところには艦橋が見える(22.10.20 星野 撮影)
ロサンゼルス級の原子力潜水艦スプリングフィールド(SPRINGFIELD SSN 761)が10月18日、横須賀基地に入港し13号バースに接岸した。
外務省から10月17日にあったとする連絡の内容を、すぐに発表すべきであるにもかかわらず18日の入港後になってから発表した横須賀市の情報によると、寄港の目的は「休養・補給・維持」だ。
1993年に就役したスプリングフィールドだが、横須賀には2021年4月の初寄港に次いで2回目の寄港だ。
スプリングフィールドは2019年に大西洋艦隊から太平洋艦隊に配置換えとなり、コネチカット州グロートン基地からハワイのパール・ハーバー基地に母港を変えた。さらに、今年3月にはグアム島のアプラに母港を移している。
グアムに母港を変えて、4月にパトロール航海に出港し、同月、西オーストラリアのガーデン島の海軍基地に寄港した後の足取りは今のところ不明だが、10月18日になって横須賀に現れたということだ。
原潜の横須賀寄港は、9月14日から9月17日にかけて滞在していたキー・ウエスト(KEY WEST SSN 722)以来のことで、今年はのべ12回目。原子力空母も含む原子力艦船の横須賀寄港は、今年15回目のことになる。
東京湾は、市民の意向とは無関係にやって来て、日本政府がチェックすらしない原子炉の浮かぶ海なのだ。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)
2022-10-21HOME|