英哨戒艦テイマー、横須賀海自基地に


12月1日、海上自衛隊横須賀基地、長浦港に停泊する英海軍哨戒艦テイマー



テイマーが接岸したのは、海自船越庁舎前。海自艦船がひしめきあって停泊している場所だ(22.12.1 星野 撮影)


12月1日、イギリス海軍の哨戒艦テイマー(HMS TAMAR P233)が横須賀の長浦港の海上自衛隊船越庁舎前の岸壁に接岸した。

テイマーは10月19日に横須賀沖に現れた後、同月20日から11月27日まで横浜の民間艦船修繕工場、三菱重工横浜製作所本牧工場に入っていた。
11月27日に三菱本牧工場を離岸した後、28日には相模湾にいた。
しかし、11月29日午前に再び東京湾に入ってきて、横須賀沖の錨地に停泊していた。

テイマーが横須賀に接岸するのは、今年2月14日から22日にかけて滞在して以来のことだ。2月に横須賀に滞在した時には、米海軍横須賀基地の13号バースに停泊していた。
この時は、国連旗をマストに掲げ、「朝鮮国連軍」としての滞在であることをアピールしているように見えた。
テイマーが今回接岸した長浦港には、11月8日から9日にかけてテイマーの同型艦の英海軍哨戒艦スペイ(HMS SPEY P234)が停泊していた。
イギリス海軍軍艦の海自基地への接岸は、法的にはいかなる資格によるものなのだろうか。

米軍は「同盟国」の軍隊を巻き込んで中国牽制活動を展開するようになり、日本の米軍基地や海自基地に、当たり前のような顔をしてさまざまな国の軍艦が滞在するようになってきた。
かれらが万一にも「有事」と称して戦争を始めるとすれば、戦場とされ焦土とされるのは日本列島そのものなのだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


11月29日の午前、横須賀沖にやって来たテイマー(22.11.29 星野 撮影)


11月29日には、テイマーは錨地に停泊した(22.11.29 木元 撮影)


11月30日もテイマーは錨地にいた(22.11.30 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)



2022-12-2|HOME|