宿泊船APL40、横須賀から佐世保に移動


昨年12月前半まで横須賀基地に配備されていた宿泊船APL40(23.6.25 星野 撮影)


米海軍艦船目録によればAPL40には、士官39名、下士官兵1295名が宿泊できる(23.4.30 星野 撮影)


2021年に配備されたばかりの新しい宿泊船APL67と並んで停泊するAPL40(23.4.30 星野 撮影)


12月13日の朝の時点では、横須賀基地の新桟橋に係留されていたAPL40(23.12.13 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


12月13日、タグボートに押され横須賀を発つAPL40
米軍画像サイトDVIDS記事「Barracks Craft Nueces (APL 40) Departs Yokosuka」より引用
https://www.dvidshub.net/image/8167253/barracks-craft-nueces-apl-40-departs-yokosuka


2023年12月13日、宿泊船(barracks craft)のAPL40がタグボートに引かれて横須賀基地を出港した。

「Nueces」という艦名を持つAPL40は、横須賀基地には2001年に配置され、工事中の艦の兵士の宿舎などとして使われてきた宿泊船だが、米海軍の艦船目録NAVAL VESSEL REGISTERによれば1945年5月に進水し同年11月に就役した極めて古い船だ。

12月13日に横須賀を発ったAPL40が向かったのは、佐世保基地だった。

その佐世保には、APL40と同時期に建造された極めて古い宿泊船のAPL39が以前から配置され使われている。

佐世保基地に配置される宿泊船を、APL39とAPL40の2隻に増やしたということなのだろうか。

APL40を佐世保に移した理由は今のところ不明だが、佐世保では近年、艦船修理・メンテナンスを行うSRFの機能強化が進んでいることを考えると、佐世保基地での艦船修理・メンテナンス工事をこれまで以上に行おうとする動きの現れの一つとして見ることができるのかもしれない。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


1月25日、佐世保基地の平瀬係船池(Juliet)に停泊中の揚陸艦ニューオルリンズ(LPD 18)に接舷するAPL40(24.1.25 篠崎 撮影)


佐世保基地で以前から使われている宿泊船APL39(24.1.25 篠崎 撮影)


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