ドイツ艦隊、東京の次は横須賀に寄港


8月25日の13時過ぎ、海自横須賀基地の長浦港に接岸するドイツ海軍補給艦フランクフルト・アム・マイン(24.8.25 星野 撮影)


フランクフルト・アム・マインに続いて長浦港沖に姿を見せた、フリゲート艦バーデン=ヴュルテンベルク(24.8.25 星野 撮影)

東京国際クルーズターミナルに入港していたフリゲート艦 「バーデン=ヴュルテンベルク」(Baden-Wurttemberg F222)と 任務部隊補給艦「フランクフルト・アム・マイン」(Frankfurt am Main  A1412)の2隻のドイツ軍艦船は、8月25日の朝、出港した。

出港後の行き先について、駐日ドイツ大使館がその公式「X」(旧ツイッター)でリツイートした8月26日付けの情報には、「韓国の仁川」に向かうと書かれている。
しかし、8月25日の午前に東京を出港した2隻のドイツ艦隊がまず向かったのは、横須賀の海上自衛隊基地だった。

この日の昼、12時過ぎからフランクフルト・アム・マイン、バーデン=ヴュルテンベルクの順で横須賀の長浦港にドイツ艦が現れ、普段は海自の潜水艦が停泊することの多い桟橋に接岸した。

目立たない長浦港への入港は、何らかの業務上の都合での入港だったことをうかがわせる。しかし、どのような「用事」があったのかは分からない。
あるいは、横須賀に入港していたイタリアの空母などの艦船と同時に出港するための、時間調整のための寄港だったのだろうか。

結局この2隻のドイツ艦は、8月27日の昼まで、横須賀にとどまった。

8月27日の午後、フランスのフリゲート艦、イタリアの空母やフリゲート艦、海自の「空母」いずもなどとともに、バーデン=ビュルテンベルクとフランクフルト・アム・マインは出港していった。
出港の様子については、改めて別の記事で紹介する予定だ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


8月26日、長浦港に停泊するフリゲート艦バーデン=ヴュルテンベルク(手前)と補給艦フランクフルト・アム・マイン(後方)(24.8.26 星野 撮影)


2隻が停泊していたのは、長浦港の、普段は潜水艦が停泊している桟橋だ。海自基地になる以前は、公共埠頭だった場所だ(24.8.26 星野 撮影)


2024-8-27|HOME|