パールハーバー母港の駆逐艦が横須賀寄港
3月15日に横須賀に寄港し、6号ドックの中の16号バースに接岸した駆逐艦ウィリアムP.ローレンス(25.3.21 星野 撮影)
6号ドックの中に駆逐艦ローレンス(左)とヒギンズ(右)が入っている(25.3.21 星野 撮影)
3月15日、パールハーバーを母港とする駆逐艦ウィリアム P.ローレンス(WILLIAM P. LAWRENCE DDG 110)が横須賀軍港に入港し、注水された状態の6号ドックの中の16号バースに接岸した。
ローレンスが16号バースに接岸したのと同じ15日には、同じ6号ドックの中の14号バースに横須賀を母港としている駆逐艦ヒギンズ(HIGGINS DDG 76)が接岸し、6号ドックの中に2隻の駆逐艦が並んだ。
ローレンスはこれまで、2019年8月と2023年12月、さらに2024年1月31日から2月7日にかけての3回、横須賀に寄港している。
今回のウィリアム P.ローレンスは、昨年10月13日にパールハーバーを出港し、駆逐艦ステレット(STERETT DDG 104)とともに第1駆逐戦隊(DESRON1: Destroyer Squadron 1)を構成して、さらに巡洋艦プリンストン(PRINCETON CG 59)とともに、原子力空母カール・ビンソン(CARL VINSON CVN 70)の空母打撃群(Carrier Strike Group 1)として東アジア周辺で活動を行っていた。
ローレンスは3月前半に佐世保に寄港し3月7日には出港しており、佐世保を出てから8日ほどで横須賀に寄港したことになる。
この間、カール・ビンソンは3月7日から15日まで米韓合同軍事演習「乙支フリーダムシールド」の支援を行い、その後は済州島南側→四国沖→九州南東部と動いているようだ。
なお、厚木基地の監視を続けている爆音訴訟調査研究センターからの情報によれば、3月18日に厚木基地で、サンディエゴに本拠を置く第78ヘリコプター海洋打撃飛行隊(HSM-78: Helicopter Maritime Strike Squadron 78)所属のMH-60Rヘリの飛行が確認された。
HSM-78は、今回、カール・ビンソン打撃群の艦載機部隊である第2空母航空団(Carrier Air Wing 2)に加わっている、駆逐艦等の艦載ヘリの部隊だ。
厚木基地で確認されたHSM-78のMH-60Rヘリは、おそらく駆逐艦ウィリアム P.ローレンスの艦載ヘリだろう。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)
3月18日、厚木基地近くで飛行が確認されたHSM-78所属のMH-60Rヘリ(25.3.18 爆音訴訟調査研究センター 撮影)
2025-3-21|HOME|