レゾリュート・ドラゴンの輸送を担う貨物船、横須賀錨地に立ち寄る

9月15日、横須賀基地沖の錨地に現れた貨物船SLNCヨーク。小型船から補給を受けていると見られる。連絡用のボートも小型船に接舷している(25.9.15 星野 撮影)

9月15日にSLNCヨークが錨泊していた位置。横須賀基地の12号バースには原子力空母ジョージ・ワシントンが停泊している(25.9.15 星野 撮影)


横須賀基地との間の連絡用とみられるボートが離れていく(25.9.15 星野 撮影)

補給を受けるSLNCヨーク。その後、この日のうちに東京湾を出て、那覇軍港に向かった(25.9.15 星野 撮影)
9月15日の午前、貨物船SLNCヨーク(SLNC YORK T-AK)が横須賀基地沖の錨地に錨泊した。
SLNCヨークは、横浜ノースドックにCV-22オスプレイを搬入したり、横須賀基地で定期修理を行った原子力空母の放射性廃棄物の運搬を担ったりと、米軍の輸送業務ですっかり「おなじみ」になってしまっている米国船籍の民間貨物船だ。
現在、SLNCヨークは、日本各地で行われている海兵隊と陸上自衛隊の合同軍事演習レゾリュート・ドラゴンの輸送業務を担っており、その途中での横須賀錨地への立ち寄りだった。
SLNCヨークは、7月28日にパールハーバーを出港した後、8月14日から18日にかけて韓国のポハンに滞在している。その後、8月21日に那覇に入港した。
那覇軍港を9月4日に出港した後、大分港に9月6日の夜から9日の朝にかけて滞在し、海兵隊の車両などを陸揚げした。
さらに、9月13日には釧路西港に数時間寄港している。レゾリュート・ドラゴンの一環として陸上自衛隊矢臼別演習場で実施される演習のための寄港だろう。
同船は9月13日の昼には釧路西港を出港し、その足で9月15日の朝に東京湾に入り、横須賀基地沖合の錨地にやって来た、というわけだ。
横須賀沖では、小型船を接舷させて補給を受けたようだ。
補給を終えると、9月15日のうちに横須賀の錨地を去り、太平洋へと出て行った。
そして9月18日に那覇軍港に入港し、20日には那覇を出港している。
その後、再び北東方向へと針路をとっている。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)
2025-9-21|HOME|