横須賀錨地に貨物弾薬輸送艦


灰色の巨艦が、3月7日に横須賀基地沖の錨地にやって来た、貨物弾薬輸送艦ウォリー・シラー。右の島は猿島だ(26.3.7 星野 撮影)

3月7日の朝、貨物弾薬輸送艦ウォリー・シラー (WALLY SCHRRA T-AKE 8)が横須賀沖の錨地にやって来た。
この艦はグアムのアプラ港を3月3日に出港し、横須賀にやって来た。
グアムには2月6日から1ヶ月近く滞在していたようだ。

一昨年から昨年3月まで、韓国のハンファオーシャン造船所で7ヶ月間のオーバーホールを行ったウォリー・シラーは、ルイス・アンド・クラーク級の貨物弾薬輸送艦だ。
ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬輸送艦は、空母打撃群などへの物資や弾薬の洋上補給に使われる補給艦であるとともに、弾薬の輸送に使われる輸送艦でもある。
横須賀基地の浦郷弾薬庫へのミサイルなどの弾薬の搬入にも使われる。
その際には、貨物弾薬輸送艦は錨地にとどまり、接舷したバージにミサイルなどの弾薬を下ろす。そのバージが、錨地から浦郷弾薬庫まで弾薬を運ぶのだ。

原子力空母のみならず11隻のイージス艦(その他に第7艦隊旗艦の揚陸指揮艦)が母港としている巨大基地、横須賀の錨地に貨物弾薬輸送艦がやって来るのは、決して珍しいことでは無い。
しかし、現在イラン攻撃に参加しているイージス駆逐艦が横須賀を出発した後では、初めてのこととみられる。
ウォリー・シラーの今回の横須賀寄港が弾薬搬入のためなのかどうかは、まだ不明だが。

米軍は画像サイトDVIDSで、横須賀母港艦のミリウス(MILIUS DDG 69)が3月3日にイランに向けてトマホークミサイルを発射している写真を公表した。
横須賀に運び込まれて浦郷弾薬庫に貯蔵され、その後イージス艦に積み込まれたトマホークが、イランの人びとに向けて発射されたのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


横須賀基地の浦郷弾薬庫。貨物弾薬輸送艦が錨地に来た時には、手前のバージが沖まで出かけて接舷し、ミサイルなどを積んで弾薬庫まで運んでくる(26.2.22 星野 撮影)


2026-3-8|HOME|