放射性廃棄物運搬船、横須賀基地に入港

4月8日、横須賀基地の13号バースに入港した貨物船アライド・ブルックリン(26.4.8 星野 撮影)

アライド・ブルックリンの隣、12号バースでは原子力空母ジョージ・ワシントンが定期修理を行っているが、飛行甲板の上がだいぶ片付いてきた。
定期修理も終盤なのだろう(26.4.8 星野 撮影)
4月8日の朝、貨物船アライド・ブルックリン(ALLEIDE BROOKLYN)が横浜ノースドックから横須賀基地の13号バースに移動した。
13号バースの隣、12号バースには原子力空母ジョージ・ワシントンが停泊し、定期修理を行っている。
定期修理では毎年、約束違反の放射性廃棄物が排出される。今年もその予定だ。
今年1月29日に米連邦政府の業務公告サイトSAM.GOVに掲載された、横須賀基地から米国ワシントン州ブレマートンのピュージェットサウンド海軍造船所に放射性物質入りコンテナなどを運ぶ業務の入札公告によれば、放射性廃棄物運搬船の、横須賀基地への入港可能期間すなわちLAYDAYS は、4月8日から4月10日までとなっていた。
つまり、やはりアライド・ブルックリンが今年の放射性廃棄物運搬船だったということだ。
おそらく近日中に、12号バースの原子力空母の艦外に放射性廃棄物入りのコンテナを排出し、それをクレーンで吊って13号バースの貨物船アライド・ブルックリンに積み込む作業が行われることになるはずだ。
放射性廃棄物などの搬出が終われば、原子力空母はその後試験航海を行い、一旦横須賀に帰港した後、任務航海に出発するのがこれまでのパターンだ。
繰り返しになるが、放射性廃棄物の排出は日米両政府が1964年8月にまとめた覚書「エード・メモワール」に違反する行為だ。
「エード・メモワール」で日米両政府は、日本に寄港する米軍の原子力艦船の動力装置の修理も、放射性廃棄物の艦外への搬出も日本国内では行わないと約束したはずだ。
米軍がどれだけ約束違反を繰り返しても、その米軍の詭弁でしかない言い訳を鵜呑みにしてひたすら従属し続ける日本「政府」とは一体何なのだろうか。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)

4月7日、横浜ノースドックに停泊するアライド・ブルックリン。前日までと違い、すべてのクレーンが固定され、横浜を出港する準備が整えられていた(26.4.7 星野 撮影)
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