横須賀母港艦、イラン海上封鎖に参加


米中央軍公式x(旧ツイッター)に掲載された、4月17日の駆逐艦ラファエル・ペラルタの艦橋内を写したとみられる動画の一部。
「アメリカの封鎖を執行する中、イランの港への帰還を商船に指示」しているという解説がついている。
米中央軍公式x https://x.com/CENTCOM/status/2045124949434601729より引用


米軍画像サイトDVIDSに4月21日付けで掲載された、4月15日撮影とされる駆逐艦ラファエル・ペラルタの写真。
「イランの港湾および沿岸地域に出入りする船舶に対する海上封鎖中にアラビア海を哨戒した」という解説が付けられている。
米軍画像サイトDVIDS記事「USS Rafael Peralta Conducts Maritime Blockade [Image 2 of 5]」より引用
https://www.dvidshub.net/image/9615810/uss-rafael-peralta-conducts-maritime-blockade

米中央軍(USCENTCOM: United States Central Command)は4月17日、公式X(旧ツイッター)で、駆逐艦ラファエル・ペラルタ(RAFAEL PERALTA  DDG 115)が「アメリカの封鎖を執行する中、イランの港への帰還を商船に指示」しているとする動画を公開した。 4月21日には、米軍画像サイトDVIDSも「イランの港湾および沿岸地域に出入りする船舶に対する海上封鎖中にアラビア海を哨戒した」という、4月15日付けの写真を公開した。

ラファエル・ペラルタは横須賀基地を母港とするイージス艦だ。
同艦は、3月9日に横須賀基地沖の錨地で弾薬を積み込み、出港した。
3月13日にルソン海峡を西向きに通過し、強襲揚陸艦トリポリ(TRIPOLI LHA 7)とドック型揚陸艦ニューオーリンズ(NEW ORLEANS LPD 18)の護衛に従事した後、3月20日にフィリピンのスービックに入港している。
3月26日には沖縄のホワイトビーチの海軍桟橋に接岸した。

さらに同艦は、3月30日に南シナ海で洋上補給を受けたあと、3月31日から4月1日にかけてマラッカ海峡を通過し、4月4日から5日にかけてインド洋の真ん中に位置する米軍基地、ディエゴガルシアに入港した。その後、ラファエル・ペラルタは、イラン攻撃作戦「エピック・フューリー」に参加しているようだ。

米海軍協会HPに掲載されている米軍艦船の4月20日時点での位置情報にも、ラファエル・ペラルタは、同じ横須賀母港艦のミリウス(MILIUS DDG 69)やジョン・フィン(JOHN FINN DDG 113)などとともにアラビア海地域に独立して展開している米軍艦のうちの1隻として挙げられている。

つまり、横須賀母港艦が、今回の違法なイラン攻撃戦争における最前線での海上封鎖に参加しているということだ。

イランへの戦闘作戦行動に横須賀母港艦が参加するということは、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。(以下略)」という、米軍が日本国内の基地を使うことが許される条件を定めた日米安保条約第6条に違反し、また、「日本国から行なわれる戦闘作戦行動(中略)のための基地としての日本国内の施設及び区域の使用は、日本国政府との事前の協議の主題とする」と定めた、日米安保条約第6条の実施に関する交換公文(岸ハーター交換公文)にも明白に違反する行為だ。

すでに以前の記事で書いたことを繰り返すが、こうした米軍の行動を無批判に許容し続けるということは、出撃拠点であることを日本の人びとが受け入れ続けることを意味し、それは日本の人びと自身が加害者になるということを意味することになる。
日本社会に暮らす人びとが、イランの人びとを殺し、中東を破壊する加害者になることは許されない。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


3月9日、出港の直前に横須賀沖の錨地で弾薬を積み込むラファエル・ペラルタ(26.3.9 星野 撮影)


3月6日、横須賀基地のハーバー・マスター・ピアに停泊するラファエル・ペラルタ。任務航海に出発する準備とみられる作業が行われている(26.3.6 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


2026-4-22|HOME|