3隻のカナダ艦、横須賀基地に寄港

海自横須賀基地の吉倉桟橋にカナダ海軍補給艦、逸見岸壁に同フリゲート艦が停泊している(26.8.22 星野 撮影)

吉倉桟橋に停泊する補給艦アステリスク(26.8.22 星野 撮影)

逸見岸壁に2隻のカナダ海軍フリゲート艦が並んでいる(26.8.22 星野 撮影)

手前のフリゲート艦がレジャイナ(26.8.22 星野 撮影)

フリゲート艦オタワ(26.8.22 星野 撮影)
8月20日の朝から24日の朝にかけて、海上自衛隊横須賀基地に3隻のカナダ艦が寄港した。
ハリファックス級フリゲート艦のレジャイナ(HMCS REGINA FFH 334)、オタワ(HMCS OTTAWA FFH 341)、補給艦アステリクス(MV ASTERIX)だ。
レジャイナとオタワは逸見岸壁に、アステリスクは吉倉桟橋に接岸した。
3隻はいずれも、ハワイ周辺で行われた米海軍主催多国間合同軍事演習「リムパック2026」に参加していた艦船だ。
AIS(自動船舶識別装置)の情報によれば、レジャイナとオタワは8月8日に、アステリスクは8月3日にパールハーバーを出港している。
6月24日から7月31日まで行われたリムパック演習には、カナダ海軍からはこの3隻の他に、通常動力型潜水艦コーナー・ブルック(HMCS CORNER BROOK SSK 878)も参加している。
2024年の前回のリムパック演習の後には、演習を終えた外国艦が8月に横須賀に続々と寄港した。
今回も、カナダの3隻以外にシンガポールのフリゲート艦ステッドファスト(RSS STEADFAST FFG 70)がリムパックの帰路、8月19日に東京港に寄港し、25日午後には海自横須賀基地に入港している。
ただし、カナダの軍艦の場合、リムパック演習とは関わりなく、横須賀や日本近海に頻繁にやって来るようになっている。
たとえば2023年8月28日には、今回にやって来た補給艦アステリスクとフリゲート艦オタワは、もう1隻別のハリファックス級フリゲート艦バンクーバー(HMCS VANCOUVER FFH 331)とともに3隻で海自横須賀基地に寄港している。
この時は、同年8月21日から28日まで、海上自衛隊のヘリ空母「ひゅうが」、米海軍のイージス艦ベンフォールド(BENFOLD DDG 65)とともに「千島列島東方から関東南方」にいたる海域で、日米加共同訓練(ノーブル・チヌーク)を行っての横須賀寄港だった。
また、カナダの軍艦は2019年以降毎年、わざわざ東アジアに出張ってきて、中国を挑発するかのように台湾海峡の通過を行っている。2023年と24年には複数回、台湾海峡の通過を行っている。
今年も既に5月にハリファックス級フリゲート艦シャーロットタウン(HMCS CHARLOTTETOWN FFH 339)が台湾海峡通過を行っている。
カナダから東アジアにわざわざやって来た軍艦が軍事緊張を高める挑発行為を行うことによってリスクを負わされるのは、何よりも地元、周辺の東アジアの住民たちだ。
今回横須賀に寄港した3隻は、横須賀出港後、台湾海峡通過を行ったりはしないだろうか。
8月24日の横須賀出港後、3隻のうちフリゲート艦レジャイナだけは、AIS(自動船舶識別装置)の信号をオンにしていない。交通量の多い浦賀水道を通過する際にも、なぜかAISの信号発することはなかった。危険な行為だ。
レジャイナがAISをオンにしなかったのは、横須賀出港後の行動をとりわけ隠蔽しなければならないなど、何らかの意図があってのことなのだろうか。それとも深い理由はないのだろうか。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)

フリゲート艦オタワの後部の格納庫には、折りたたまれたヘリコプターが収納されていた。レジャイナの格納庫にもヘリが同様に格納されていた(26.8.22 星野 撮影)

リムパック2026演習で海上自衛隊の護衛艦「こんごう」に洋上給油をするアステリスク。7月19日撮影として米軍画像サイトDVIDSに掲載された写真。
米軍画像サイトDVIDS記事「JS Kongo conducts replenishment at sea with Royal Canadian Navy replenishment ship during RIMPAC 2026 [Image 4 of 9]」より引用
https://www.dvidshub.net/image/9821824/js-kongo-conducts-replenishment-sea-with-royal-canadian-navy-replenishment-ship-during-rimpac-2026
2026-8-26|HOME|