ジョージ・ワシントン艦載機、イランを爆撃


9月1日のイラン攻撃を伝える米中央軍発表の動画からの引用。
ジェット・ブラスト・ディフレクターのところから発進しようとしているF-35C戦闘機の垂直尾翼のテイルレターは「NF」。
Gワシントン艦載機の航空隊であるCVW-5(第5空母航空団)に所属していることを意味している。
また、同じ垂直尾翼にはVFA-147(第147戦闘攻撃飛行隊)のマークも描かれている。
さらに、ディフレクターの左側にパイロットが乗っている状態で停止しているEA-18Gグラウラー電子戦闘攻撃機のモデックスは「504」。
VAQ-141(第141電子攻撃飛行隊)に所属していることを意味している。
VFA-147もVAQ-141も、CVW-5傘下の部隊だ。
つまり、これはジョージ・ワシントンの飛行甲板上での出来事だということだ。
この動画は、米軍画像サイトDVIDSにも転載されており、上記の動画切り取り写真はDVIDSから取得した。
https://www.dvidshub.net/video/1021498/centcom-completes-strikes-irgc-targets-iran
米中央軍HPの動画:https://www.centcom.mil/MEDIA/PUBLIC-RELEASES/Article/4588389/centcom-completes-strikes-on-irgc-targets-in-iran/


同じ米中央軍発表の動画からの引用。
ジョージ・ワシントンのカタパルトからイラン爆撃に飛び立つF-35C戦闘機
https://www.dvidshub.net/video/1021498/centcom-completes-strikes-irgc-targets-iran


こちらも同じ米中央軍発表の動画からの引用。
ディフレクターから発進する艦載機のテイルレターは「AG」。こちらはCVW-7(第7空母航空団)所属の機体だ。
ジョージ・ワシントンよりも前からアラビア海に展開している原子力空母ジョージ・ブッシュの艦上から飛び立つ艦載機を撮影したものだろう。
https://www.dvidshub.net/video/1021498/centcom-completes-strikes-irgc-targets-iran


米中央軍HPに掲載された、9月1日のイラン攻撃に関するプレスリリースと動画。
https://www.centcom.mil/MEDIA/PUBLIC-RELEASES/Article/4588389/centcom-completes-strikes-on-irgc-targets-in-iran/

米中央軍(U.S. Central Command)は、9月1日にイランを攻撃したと発表した。

この9月1日のイラン攻撃に関して米中央軍は攻撃の様子を撮影した動画を発表しているが、そこには原子力空母ジョージ・ワシントン(GEORGE WASHINGTON CVN 73)の艦載機、F-35C戦闘機が艦上から飛び立ってイラン爆撃に向かう様子が収録されている。
飛び立つF-35C戦闘機のすぐ後ろには、パイロットが乗った状態で待機するEA-18Gグラウラー電子戦闘攻撃機も映り込んでいる。

つまり、動画のこの場面は、原子力空母ジョージ・ワシントンの艦上から艦載機がイラン爆撃に飛び立つシーンを撮影したものだ、ということだ。

ジョージ・ワシントンは横須賀を母港とする原子力空母だ。
その艦載機のF-35C戦闘機はVFA-147(第147戦闘攻撃飛行隊)に所属し、EA-18Gグラウラー電子戦闘攻撃機はVAQ-141(第141電子攻撃飛行隊)に所属している。
いずれもCVW-5(第5空母航空団)傘下の飛行隊で、G.ワシントンの横須賀滞在時には岩国を基地としている部隊だ。

要するに、横須賀基地や岩国基地が、米軍によるイランへの違法な軍事攻撃の出撃拠点として使われたということだ。

米軍に日本の基地の使用を許している法的根拠とされる日米安保条約の第6条は、米軍に日本の基地から極東の範囲を超えて軍事活動をすることを許してはいない。
また、米軍が今回の攻撃を行う前に、日米安保条約第6条の実施に関する交換公文(岸ハーター交換公文)に基づく政府間の事前協議が行われたという説明もない。

違法で世界の秩序と人びとの生活を破壊する、日本を拠点とする米軍の軍事攻撃を黙認するのであれば、日本の人びと自身が米軍のそうした行為に加担していることを意味してしまう。
日本政府は直ちに断固として米軍の条約違反に抗議し、非道な軍事攻撃を糾弾すべきだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


今年5月23日、横須賀基地を出港する原子力空母ジョージ・ワシントン(26.5.23 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


2026-9-4|HOME|