東京港、横須賀基地に連続して寄港したシンガポールのフリゲート艦

8月25日から27日にかけて海自横須賀基地に停泊したシンガポールのフリゲート艦ステッドファスト(26.8.26 星野 撮影)

ステッドファストが停泊していたのは逸見岸壁だ(26.8.26 星野 撮影)

後方から見たステッドファスト(26.8.26 星野 撮影)
シンガポールのフォーミダブル級フリゲート艦のステッドファスト(RSS STEADFAST FFG 70)が8月19日から25日の昼前にかけて東京港の東京国際クルーズターミナルに入港し、その後、8月25日の午後から27日の昼まで、海上自衛隊横須賀基地の逸見岸壁に入港した。
東京国際クルーズターミナル接岸中の8月21日と22日には、一般公開を行った。
海上自衛隊幕僚監部のプレスリリースによれば、ステッドファストは8月27日の出港直後から28日にかけて「関東南方」で海上自衛隊の護衛艦「てるづき」や「はまぎり」と共同訓練を行った。訓練は「各種戦術訓練(対水上射撃)、戦術運動、通信訓練、クロスデッキ及びPHOTOEX」を内容とするものだった。
ステッドファストは、6月24日から7月31日までハワイ周辺で行われていた、米軍主催の多国間共同軍事演習「リムパック2026」に参加していた。したがって、その帰路に日本に立ち寄ったということになる。
前回、2024年に行われた「リムパック2024」の終了後も、シンガポールの軍艦、ステッドファストと同じフォーミダブル級フリゲート艦ストルワート(RSS STALWART FFG 72)が横須賀基地に寄港している。
それに対し、今回寄港したステッドファストはまず、わざわざ東京国際クルーズターミナルに入港して一般公開まで行ったのだが、そのことについて、8月24日に同艦上で行われたレセプションに参加した自民党衆議院議員は自分のブログに「2026年は日本とシンガポールの外交関係樹立から60周年の節目であり、それを記念して」のことだと書いている。
ただし、駐日シンガポール大使館のHPやシンガポール共和国海軍の公式フェイスブックには、東京港に寄港したことや一般公開を行ったことについて直接そのように説明している記述を見つけることはできていない。とはいえ、おそらくそうした理由だったのだろう。
「外交関係樹立○周年」といったような事情は別として近年はリムパック演習が行われるとその直後に、同演習参加艦船が次々と横須賀にやって来るようになった。
受け入れる日本政府や防衛省としては、「仲間」の存在を誇示して自分たちの「正当性」を主張したいという狙いもあるのだろう。
9月2日には「リムパック2026」に参加したイタリアの哨戒艦の横須賀入港も予定されている。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)

7月28日、「リムパック2026」期間中にパールハーバーのヒッカム基地に入港するステッドファスト。
米軍画像サイトDVIDS記事「Multinational ships return to Pearl Harbor for the final days of RIMPAC 2026 [Image 4 of 5]」より引用
https://www.dvidshub.net/image/9836520/multinational-ships-return-pearl-harbor-final-days-rimpac-2026

7月13日、「リムパック2026」期間中にアスター対空ミサイルを発射するステッドファスト。
米軍画像サイトDVIDS記事「Republic of Singapore Navy fires an Aster missile during RIMPAC 2026」より引用
https://www.dvidshub.net/image/9815235/republic-singapore-navy-fires-aster-missile-during-rimpac-2026
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