横須賀基地浚渫工事の入札手続始まる


横浜防衛施設局のページに出された浚渫工事の入札案内

原子力空母の母港化に必要な、横須賀港の浚渫工事などの入札案内が、横浜防衛施設局のページに出ている。2月9日発信のものだ。

第4四半期に入札、というから、3月末までに入札を行い、年度が変わる4月から工事にかかる、というつもりなのだろう。工事期間が14ヵ月だから、08年6月までに浚渫を終えて原子力空母受け入れ態勢を整えたいというのが、国の意向だ。

新聞社のネット配信によれば「米海軍横須賀基地への原子力空母配備をめぐり、配備に不可欠な港内の浚渫(しゅんせつ)工事の中止を国と横須賀市に求め、地元漁業者3人が横須賀簡裁に公害紛争の民事調停を申し立てた。」(2月22日配信 毎日新聞神奈川)

港湾管理者の横須賀市長が浚渫を認めなければ、原子力空母は横須賀を母港に出来ない。市長は原子力空母の母港化をとめる切り札を持っていることを自覚すべきだ。

(RIMPEACE編集部)


空母は横須賀港の真中で向きを変える。このあたり全部を浚渫しなければ、原子力空母は動けない(06.10.17 撮影)


'2007-2-22|HOME|