佐世保のページで報告されているように、1月は原潜が3隻佐世保に入港、一方横須賀 はゼロだった。潜水艦母艦フランク・ケーブルが佐世保にいることもその一因だろう。昨 年11月にはフランク・ケーブルは横須賀に寄港し、原潜が3隻横須賀に入った。潜水艦 母艦が入港すると原潜が入ってくるという構図だ。  グアムを母港とするのは、今はこのフランク・ケーブルと事前集積艦だけ。米海軍の縮 小の動きの中で、グアムの基地も縮小に向かう。仮にグアムから米海軍が全面撤退したら 、これらの船はどこにいくのだろうか。グアムから横浜ノースドックへの支援機能の移転 に伴い、この1月にはディエゴガルシアとのシャトル便の第1便が横浜に入港した。グア ムの基地機能を横浜・横須賀・沖縄の在日米軍基地が引き継ぐ可能性は大きい。日本政府 は「おもいやり予算」で米軍の駐留費にふんだんに金をつぎ込んでいる。在日米軍は本国 よりも「安上がり」となっているから、米軍は日本からの撤退など考えない。「平和の配 当」は日本には無縁なのだろうか。  空母インディペンデンスは、月末に短期間の訓練航海を行った。厚木から多数の艦載機 が、大島沖の空母に向かった。硫黄島、厚木、横田、三沢で2月12日までNLP実施が 予定されている。空母はその後出港すると思われるが、行き先は未だ不明だ。

97-5-6

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