遠藤洋一の沖縄報告−2

宜野湾市役所訪問、普天間基地監視


普天間基地の滑走路・誘導路は工事中だった。ヘリはいたが、固定翼機は嘉手納に展開していた(4月20日撮影)


事故機と同型のCH53Dヘリが3機、普天間基地の格納庫の前に出ていた(4月20日撮影)

5月20日、宜野湾市役所を訪れた。今回の沖縄訪問の主目的の一つだ。多忙きわまる伊波市長と、それでもゆっくり話しが出来た。普天間基地の返還について。米軍のトランスフォーメーションの機会を捉えた沖縄基地縮小について。伊波市長の話しは尽きなかった。

宜野湾市役所の上階から普天間基地を望んだ。まだ普天間滑走路とその関連工事が進行中で、KC130空中給油機や連絡輸送機などの離発着はなかった。しかし、イラク展開から戻ってきたヘリの一部が、格納庫の前に出されているのが見えた。

市役所を出て、基地南端の金網にへばりついた。事故機と同型のCH53D重輸送ヘリが3機、整備ハンガーの前にいた。最近の米軍通告では、岩国から普天間にさらにCH53Dヘリをもってくるとのこと。事故報告書を出して日本政府の了解をとれば、それで大事故の後始末はおしまい、またもとのヘリ運用に戻る、という米海兵隊の動きには、宜野湾市行政や周辺住民の怒りが集中している。

(遠藤洋一・福生市議)


旧知の伊波市長(左)を訪ねる。ノーネクタイが筆者。右は木下青梅市議。宜野湾市長室にて(4月20日撮影)


2005-5-8|HOME