空自司令部移転工事が進行中・横田基地短信2


立川側に設置された「自衛隊工事専用ゲート」

「米軍再編」で航空自衛隊の司令部の横田移転作業が始まった。新聞報道によ在日米軍司令部の前庭に、自衛隊司令部建設の「鍬入れ」 (08年3月)儀式があった。司令部の庁舎は地上3階、地下2階。建築面積は約、4,000u。地下2階は600u。

 横田基地の南側、立川側には「自衛隊工事専用ゲート」が設置された。福生市には250トンの土砂が福生側の第5ゲートから搬出される旨 の連絡も来ている。すでにダンプが土砂の搬出を始めている。  米軍再編の計画書(ロードマップ)の中でも数行に過ぎない、航空自衛隊総隊司令部の横田基地への「移設」の中身は、地上3階、 地下2階の「司令部」だけではない。600人の要員=兵士、その家族、関連施設も含まれる。
2007年度の予算概要をみても、144億円の当初予算には、司令部施設、下士官学校、厚生施設、託児所、売店などの調査費、検討費などが 計上されている。2008年度は136億円、総額でも280億円を超す費用がかかる大移動だ。

横田基地では在日米軍司令部近くの野球場をつぶして、自衛隊司令部の関連施設を作る。
周辺自治体への「再編交付金」なども含めると、巨大な金を食う「日米」の軍事一体化なのだ。 

(前福生市議 遠藤洋一)(写真は 08.8.2 遠藤撮影)


福生側第5ゲートから土砂を運び出すダンプ


'2008-8-23|HOME|