CV−22用か?横田のエプロンなど舗装強化


横田基地の駐機場舗装の改修工事への入札を募集するFBO公告


工事公告の内容から、駐機場などの位置を推定した図。赤丸が7機の駐機場。青丸が9か所の
待機場所。オレンジの丸が緊急着陸帯。(いずれも全くの推定、ホットピットの場所は不明)

5月18日付けFBO(Federal Business Opportunities)のページに、横田基地の駐機場などの舗装を強化する工事への入札を募集する公告が出た。FBOは米国政府機関が発注する 工事の受注の公平性を監理する組織だ。

工事内容は、主に3つある。
1.横田基地のエプロンAに30メートル四方のスペースを7機分確保し、その場所に機体止めを設置して、これまでの舗装をはぎ取ってやり直す。高温に耐える舗装にする。 この場所では、電気、機械、構造的な作業は行わない。
2.誘導路が滑走路とクロスする手前の待機場所として30メートル四方のパッドを計9か所設置する。また、エンジンをかけながら給油できる30メートル四方のスポットを2か所、 Goffランプに設置する。現在の舗装をやり直し、表面にケイ酸ソーダによる表層剤を塗る。
3.B誘導路に沿って、30メートル四方の緊急着陸帯を2か所造る。現在の舗装をやり直し、機体止めを設置して、表面にケイ酸ソーダによる表層剤を塗る。

この新しい駐機場に停める機種は明記されていないが、30メートル四方の大きさ、高温に耐える舗装など、オスプレイ(CV−22)の横田基地配備を前提とした工事であることは 明らかだ。
以前から計画していたCV−22の導入に関連する動きが、日米政府の発表後ただちに表面化したものだ。

この入札応募の締め切りは、8月19日となっている。

(RIMPEACE編集部)


普天間基地のMV−22オスプレイの駐機場。エンジンを回転させるとき、真下を向いた排気口から高温の排気が駐機場の表面を直撃する。
(2014.12.18 撮影)


2015-5-21|HOME|