CV−22の訓練内容をオスプレイ横田配備レビューから探るー4

普天間レビューと横田レビューの違い

「CV−22の横田飛行場配備に関する環境レビュー」と「MV22の普天間配備と日本での運用に関する環境レビュー」の大きな違いは、CV−22のレビューが、評価対象をほとんど横田基地のみにして、CV−22の訓練区域での評価がほとんどされていないことだ。
普天間配備のレビューの対象が普天間基地周辺だけだったら、オスプレイの配備後の飛行実態とレビューの評価対象とが全くかけ離れたものになっていた。今回のCV横田配備のレビューは、評価対象を横田基地にほぼ限定し、CVが訓練で飛行する区域や飛行による影響を評価していない。

2つのレビューの目次の項目を並べるだけでも、今回のCV横田配備のレビューの異常さがよくわかる。

(RIMPEACE編集部) 


MV22の普天間配備と日本での運用に関する環境レビュー * CV−22の横田飛行場配備に関する環境レビュー
*
1.0目的及び必要性 * 1. 措置を採る目的及び必要性 
1.1導入 * 1.1 導入
1.2航空機の概要 * 1.2 特殊作戦コマンド(SOCOM)の任務概要 
1.2.1CH-46Eシー・ナイト * 1.2.1 環境レビューの評価対象外項目
1.2.2MV-22オスプレイ * 1.2.2 環境レビューの検討されている項目
1.3提案されている行動の目的及び必要性 *
2.0提案されている行動と現状 * 2. 提案 されている措置と代替提案
2.1導入 * 2.1 提案されている措置
2.2提案されている行動 * 2.1.1 施設 の利用と建設
2.2.1普天間飛行場への配備 * 2.1.2 航空機の配備と関連する要員の増加 
2.2.1.1航空機の配備と撤去 * 2.2 代替 案1:建物番号79における飛行隊運用
2.2.1.2要員 * 2.3 当該措置を採らない場合
2.2.1.3施設 * 2.4 各案の比較
2.2.1.4飛行場運用 *
2.2.2訓練及び即応運用 *
2.2.2.1訓練区域 *
2.22.2着陸帯 *
2.2.2.3地形飛行と移動経路 *
2.22.4日本本土上の訓練活動及びその場 *
2.2.2.5嘉手納飛行場 *
3.0普天間飛行場 * 3. 影響を受ける環境
3.1導入 *
3.2飛行場の使用および管理 * 3.1 空域 横田飛行場のことばかり。
3.3騒音 * 3.2 騒音 CV−22による使用が提案されている訓練場所は、現在、軍事訓練目的で使用されており、日常的に航空機の上空通過及び射撃訓練による騒音が生じている。
3.4土地利用 *
3.5大気質 * 3.3 大気質
3.6安全性 * 3.4 安全性
3.6.1 現状の環境 * 3.4.1 資源の定義
3.6.1.1 航空機事故 * 3.4.2 事故及び事象の分類
3.6.1.2 バードストライク * 3.4.3 現状  横田飛行場のことばかり
3.6.1.3緊急時及び事故への対応 *
3.6.1.4事故可能性ゾーン *
3.6.2環境への影響 *
3.6.2.1 航空機事故 * 3.5 公共設備
3.6.2.2バードストライク * 3.6 危険物質/危険廃棄物及び固形危険物
3.6.2.3緊急及び事故への対応 * 3.7 水源
3.6.2.4事故可能性ゾーン *
3.7生物資源 * 3.8 生物資源 生物資源については、基地主要部分についてのみ
3.7.1現在の環境 *
3.7.1.1植生 *
3.7.1.2野生生物 *
3.7.1.3保護された種 *
3.7.2環境への影響 *
3.8文化資源 * 3.9 文化資源
3.8.1現在の環境 *
3.8.2環境への影響 * 3.10 交通
40訓練及び即応運用 *
4.1着陸帯 * 4. 環境への影響
4.1.1導入 *
4.1.2空域の管理及び使用 * 4.1 空域 6つの訓練区域(東富士演習場、ホテル地区、三沢対地射爆撃場、沖縄の訓練場、アンダーセン空軍基地、韓国烏山空軍基地周辺のピルサン・レンジ(Pil Sung Range))にわたり、空域使用及び弾薬使用を含む訓練区域における活動レベルが上がることになるだろう。弾薬使用は、少なくとも一部の場所において増加する見込みである。現在承認されている時間帯に行われる予定の訓練は、指定された訓練区域における日程調整に大きく影響するものではないと見込まれる。さらに、弾薬使用は、許容レベル内に収まると予測される。
4.1.3騒音 * 4.2 騒音
4.1.4土地利用 * 横田基地
4.1.5大気質 * 訓練区域
4.1.6安全性 * キャンプ富士 影響は、射撃訓練の頻度の漸増から生じる不快感の増加にとどまるだろう
4.1.7生物資源 * 三沢対地射爆撃場、既存の沖縄の訓練場及びピルサン・レンジ 弾薬の射撃によって生じる騒音レベルは、長期的な時間平均騒音レベルに関して、これらの訓練活動から生じる騒音が認知可能な影響(すなわち、3dB未満である)をもたらすことはないと見込まれる。
4.1.8文化資源 *
4.1.9地質と土壌 *
4.1.10水資源 *
4.2 日本本土及びその他の地域 *
4.2.1キャンプ富士 * 4.3 大気質
4.2.2岩国飛行場 * 4.4 安全性 CV−22の配備とそれに伴う飛行場運用、弾薬使用及び改修・建設工事作業から生じる潜在的な安全性の問題の評価について述べている
4.2.3航法経路 *
4.2.4嘉手納飛行場 * 4.5 公共設備
4.2.5その他の施設 * 4.6 危険物質/危険廃棄物及び固形危険物
* 4.7 水源 
* 4.8生物資源 横田飛行場のことばかり
* 建設工事
* 飛行場運用
*

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