横田基地は、「軍・軍・官」共用空港か?


 東京都の総合防災演習「ビックレスキュー2001」は、防災の日、9月1日に実施された。当初の計画になかった横田基地の使用は、8月17日に急遽報道発表された。東京都などの弁明では、在日米軍との折衝に時間がかかったとのことだ。地元自治体にも、同日に連絡があった。
 しかしそれは、地元自治体住民の参加要請ではなかった。横田基地での訓練は、市民住民の参加しない、軍・官訓練だった。
 昨年の東京都の防災訓練は、「銀座に戦車が!」と報道されたように、石原
都知事の方針なのか、自衛隊色の濃いものであった。
 今年の合防災演習「ビックレスキュー2001」も、調布や、八王子など、三多摩中心に行われたが、自衛隊の「活躍」が目立った。

参加機は、航空自衛隊C−130輸送機3機、C−1輸送機1機、CH47ヘリコプター1機、海上自衛隊SH−60ヘリコプター一機、警視庁ヘリコプター2機、東京消防庁ヘリコプター3機、などが確認された。


自衛隊岐阜病院医療班を運んだ 小牧からのC−130


日本赤十字(伊達支部)の人員と車両を運んだ千歳からのC−130


北海道警察の人員を運んだC−1


東京消防庁の人員と車両を運んだC−130


宮城県警の人員を運んだCH−47


重症患者搬送役の海上自衛隊SH−60


石原知事を乗せた東京消防庁のヘリコプター


監視行動中の自治労昭島市職員労働組合のみなさん



遠藤洋一
endo@rimpeace.or.jp